停職になっていたジョン・ガリアーノ、金曜日の“最後の”デフィレを待たず、Diorをクビになり「人種差別的侮辱」で裁判にかけられることになった。
「先週木曜日の事件以来、公に釈明する機会がなかった。私の言動がショックを与えたなら、心からお詫びする。ユダヤ人排斥と人種差別は私たちの社会にあってはならないもの。私に対する告訴の内容は全面的に否定するが、ショックを与え怒りを買ったことは全面的に認める」というコメントを発表。

香水Miss Diorのイメージ女優であるナタリー・ポートマンなどはすごく怒っている一人で、契約を破棄するそうだ。逆に擁護する意見もあって、パトリシア・フィールズ(Sex and the Cityのスタイリスト)は、
「ジョンはいつもお芝居の世界に生きている人。あれ(「I love Hitler」)は茶番劇なのよ。メル・ブルックスが『プロデューサー』(1968年の作品、引用が古いですね・・・)の中でSpringtime for Hitlerを歌っても、問題にならないじゃない」
それは映画のシナリオで、これとは全然問題が違うでしょ!

テレビや新聞のインタビューに応じたガリアーノの弁護士、ステファン・ゼルビブも同じ調子だ。ヘンリー王子のスキャンダル(仮装パーティにナチスの軍服で現れて非難を浴びた)を持ち出し、「前後の状況を無視し“ナチスの軍服姿”だけが一人歩きして非難された。ガリアーノも同じ例だ」と弁護。このゼルビブさんは、有名人のスキャンダル専門の弁護士で、コカインを吸っている写真がメディアに流れたケイト・モスの弁護もしている。

ゼルビブ弁護士。弁護料も桁が違いそうだ。
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裁判で有罪となれば、禁固最高6ヶ月、22.500ユーロの罰金。それより、スターデザイナーとしての生命を断たれたことがずっしり重い罰だ。
金曜日、ロダン美術館で行われたデフィレ。“最後”とあって、ヴァレンヌ通りは黒山の人だかりだったが、沈鬱なムードだったとか。その頃、ガリアーノは既に、アリゾナの依存症治療センターに入院していた。

必見!デフィレのフィナーレに登場したガリアーノの「50変化」。裸に自信ありの人だったのね。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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