私たちにできることは・・・

原子力発電所19、原子炉58、電力の75%を原子力で賄っているフランスにとって福島原発の事態は他人事ではない。原発反対のデモや集会があり、原子力の専門家が次々よばれてテレビや新聞でコメントしている。

あっちこっち読み比べたところによると、福島原発の事態が“重大”といわれるのは、原子力発電所の事故ととしてで、人間に及ぼす被害レベルではないそうだ。
原子炉1号機で、12日観測された放射線量は1015マイクロシーベルト/h(その後数値が上がって下がったようですが)。これは人間が100時間継続して浴びたら、血液中に被爆が確認されるという量だという。
フランスの原子力工学者も20km以内の住民を避難させたのは適切、といっている。

それでも仏政府が在日フランス人に、関東地方からしばらく離れろと呼びかけているのは、予想されている大きな余震を恐れてだろうか。
地震+津波という前例のない事態に、どの専門家の意見も、知識に基づいた分析、推測にとどまってしまう。
さらに状況が刻々と変わるので、追いついていけない。
人間の知恵と技術を駆使したテクノロジーも、自然の驚異の前には無力だ。

言葉は空しいとわかってはいても、家族や友人を失くした方たちにこころからお悔やみを申しあげます。
周囲のフランス人大勢から、お悔やみ、励ましの電話やメールをもらいました。そして、日本人の冷静、忍耐、勇気に驚いている人もたくさん。
遠くはなれてやきもちするだけの私たちにできるのは、祈るくらい・・・
日本のみなさん、一刻も早くこの災難の連続が終わるよう、祈っています。
がんばってください。


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コメント
いつも楽しく読ませて頂いています。
今回の震災で、外国に住む日本人の方にしか出来ないことがあります。こちらでも、報道は混乱していますが、そちらで数少ない、日本語を読め、聞ける人として、そちらでの報道からだけでなく、日本の現状の正確な情報を集め(インターネットがあればできるはず)、そちらの方たちに、伝えてください。例えば、そちらからすると、日本は小さい島国ですが、少なくとも日本全体が揺れ、日本人全てが、または、関東全体が、被爆しているはけではありません。また、そちらからの情報の方が、迅速で正確な場合もあります。そちらからの情報も日本に伝えてください。どうぞ宜しくお願い致します。
Re: tさま
この一週間は日本のニュースが一日中流れ、新聞の紙面の半分以上占めていました。
フランスは世界第二の原発国なので過剰反応ぎみで、日本の報道との間に開きがあり、現実の危険度はその中間なのか?それとも・・・と混乱します。

tさんの言われるように、海外に住む者にしかできないことで、わずかでも役に立つことができたらいいです。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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