福島の大気、フランスに到着

福島原発の放射線を含んだ“空気のかたまり”が、今日23日にフランスに着く、と騒いでいた(1万km離れているのに騒ぐな)。測定したら、チェルノブイリ事故後の1万分の1で“人体には全く害がない”。

25年前のチェルノブイリのセシウムがフランスの土にはまだ残っているそうだ。
“汚染物質には、土に深く入り込むが早く消えるのも早い(約3ヶ月)ヨード131のようなものと、セシウムのように長く汚染する2カテゴリーに分けられる。セシウム137は30年毎に半分に減る。土が粘土質であればあるほど、セシウムは長く留まり、それは土の上層部、つまり植物や野菜の根が土の滋養を汲み取る部分に集まっている”そうだ。
こういうことも今回初めて知った。
一番に汚染されるのはほうれん草やサラダ菜など葉物、草を食べる牛のミルク・・・
フランスでまだチェルノブイリの汚染が測定できるのは、森のキノコとイノシシ。

日本で活躍する放射線量測定器Geigerは仏製。
いつもは年に50個しか売れないのに2週間で500個売れ、在庫切れ。
geiger.jpg

遠く離れたフランスで心配しているくらいなのに、日本政府は、身体に危険はない、といっている。
それでも、東京のフランス人(が一番だった)アメリカ人が関西や国外に退去しているのが不安要素だ。
東京に住むフランス人9000人の半分が退去したそうだ。ル・モンドの特派員で日本に長いフィリップ・ポンスは、近所の開業医のお医者さんに「おや、あんたフランスに帰ったんじゃなかったの?」と驚かれたそうだ。
彼のように日本に愛着や友情を感じている人、日本人の家族がいる人、仏企業の社長(日本人の部下をおいて一人で逃げたくない)などが残っているという。
アシェット・婦人画報社長、イヴ・ブゴンさん曰く、
「『あなたが残るなら安心です』という一社員の言葉をずっと忘れないないだろう」

フランスからの大震災救援募金についてはこちらをご覧ください。


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コメント
はじめまして
東京に住む者です。

外国の方、すっかり見かけなくなりました。
たまにお見かけすると、嬉しくなり、
「お!国に帰らなくてもいいのかい!?」と
心の中で声をかけ、素直に喜んでいます。

私のドイツ人の友人たちは早々に西へと
逃げていきました。
在日の各国の大使館が自国民に万が一のことを
考えて退去を求めるのは普通かな…とは思っています。
(複雑な感情もありますが)

原発問題に関する日本政府の対応には、
いろいろ言いたいことはありますが、国民としては、
安全だといわれればそれを信じるしかありません。

Re: mameさま
コメントありがとうございます。
フランスは騒ぎすぎ、日本は落ち着きすぎで、実際の危険度はどうなのか知りたいですね。
東京も水道水など不安が多いと思います。一日も早く安心できるよう願っています。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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