フランス中学生日記

「1930年代のフランスの政党とそのスローガンは?」
「人民戦線はどうやってできたか?」
フランス人が初めてバカンスを取れたのは1936年、最初は年間2週間だったなんて知らなかった。
「ヒトラーの政策とナチスの勝利について述べよ」・・・
娘の試験勉強に付き合って、忘れ果てていた歴史のおさらいをするはめになる。

中学から高校に行くとき、中学の修了試験なるものが6月にあり、その模試が月曜と火曜にあった。
模試の結果も平常点の平均(20点満点)に加えられ、平均点次第で行ける高校が決まる。平均14,5点だったらxxxの高校に行ける、という具合。
子供たちの公立中学には高校もあって、息子のときは125人中100人がそのまま高校に入った。
ところが、映画『パリ20区 獏たちのクラス』に描かれているような教育問題地区が増え、勢い問題地区じゃない高校への志願者が増えている。
高校側も「あまり勉強しない地元の生徒よりも遠くから来る優秀な生徒」が欲しいので、去年などは125人中25人しか同じ高校に行けないという狭き門になった。
必要最低限しか勉強せず、合格点スレスレで要領よく生き延びてきた息子。一方、ちゃんと勉強して平均点も兄貴よりいい娘のほうが危ういという不公平な世界だ。

高校は道を挟んで向かい側なのに、入りづらくなった・・・
college2.jpg

髪振り乱し、お風呂に入る時間も惜しみ、部屋はグチャグチャで復習して-深夜1時まで付き合った私も疲れた-模試が終わり、友達とハンバーガーを食べに行き大いにはしゃいで、その翌日から、3日間の「研修」が始まった。

これは新しいカリキュラムで、中学最終学年に、どこかの会社やお店で3日間の仕事体験。親の会社は避けること、できれば将来やりたいことに関係したこと、という条件だけど、中学生の子守をしてくれるところはそんなに簡単に見つからない。
絵を描くのが大好きな娘は、アーティストのアトリエに行くことになってゴキゲン。友達の一人は(他に見つからなかったので)薬局、もう一人は(近くなので)楽器屋さん、ジャン=ポール・エヴァンの調理場というラッキーな女の子もいる。

研修が終われば復活祭の休みになり、最後の学期に突入する。
時の経つ早さにギョッとする私だ。


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コメント
ブログ拝見しました。また楽しみにしてます。
うちの娘も、今年、難関公立高校に受かりました。

京都に住んでいますが、
京都の公立は、私のころは「みな、平等」でした。
それが、ここ10年ほどで、「差別化」を計っているようです。

娘さんの課題、日本にはない記述問題。参考にうちの娘に聞いたとこと、「東大寺(奈良の進学校)か、洛南(京都の進学校)なら、あるかも」とのことでした。
でも、レベルが違うかもそれませんね。
かえる様
娘さん、おめでとうございます。

日本でもそうなんですね。

試験は何でも意見を述べよ、とか説明しろの記述式で、これじゃ口が達者になるはずだと。
でもそのほうが残るみたいです。私は受験勉強で覚えたことなんか殆ど忘れ、子供の「勉強を見てあげる」と言いながら、実は自分のほうが勉強になっています。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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