忘れ果てた英語とお料理教室

小サイトで紹介している「パリのアパルトマンでお料理教室」が『虹色ジーン』という番組に“出演”することになった(と書いている頃には放映は終わってしまった!9日の朝8時半からでした)。新しい先生が加わったので、体験させてもらうことに。

突然訪れた初夏のような陽気。外は「ここはビーチか?!」と言いたくなる露出度の女の子と、「天気を確かめず出てきてしまった」という厚いコート姿の人が混じりあった光景だ。

日当たりのいいマルト先生のキッチンは汗ばむくらい。長い冬の後には心地いい。
この日はアダム君というオーストラリアから来た生徒さんがいた。お料理教室はお父さんとお兄さんからの誕生プレゼント。メルボルンの法学部の学生で、パリに来る前は中国、日本に滞在していたとか。
3月11日は日本の、弁護士のお兄さんがいる豊田市に滞在していて「被害はなかったけど、みんな一日中テレビに釘付けだった」
もっと色々聞きたかったけど、私の英語力!単語が出てこない。その昔、アメリカの大学に1年通っていて普通に話していたのがウソのようだ。言葉は草花と同じ、毎日“世話”をしないと枯れてしまうってこと。
アダム君は「フランス語は少し」。日本人の場合、「少し」と言っても結構しゃべれたりするもんだけど、彼は文字通り少しだ。勢い漫才のような会話になって、マルト先生は笑いをかみ殺していた。

eleves_430.jpg

ロンドンのアンティーク屋で見つけたという秤。美しい!
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試食のとき、先生が面白いエピソードをいくつか話してくれた。3人グループが間際でキャンセルし、マレーシア人の女性が1人という日があった。材料も買ってあるしレシピも4人分なので、4人分作った。終わったとき、その女性が「残ったものを持って帰っていいですか?」
聞けば、家族5人が待っているという。
「でも入れるものがないわ・・・」と先生。
「心配しないで!」
彼女は近くのスーパーに駆けつけ、タッパウエアを買ってきて、残った前菜、メイン、デザートを全部詰めて持って帰ったそうだ。
お料理コンクールに出場する準備で教室にやってきたイギリス人。
映画『ブラックスワン』でニナのライバルを演じるミラ・キュニスがパリ滞在中に来て、すごく喜んで帰った・・・

アパルトマンでのお料理は料理学校より和やかな雰囲気。先生や他の生徒さんとのコンタクトも親密だ。
デザートのアップルパイの残りをおみやげにもらった。

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「小麦粉のメーカーを変えたら皮がいつもより固い。ごめんなさい」と先生は言っていたが、子供たちが奪い合う美味しさだった。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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