島の週末

パリ、モンパルナス駅からTGVで3時間半、オーレ(Auray)というブルターニュの町に着き、そこから車でキブロン(Quiberon)の港まで20分。港から船に乗り45分。つまり半日がかりでたどり着く“美しい島”Belle île。夫の長年の仕事仲間がここに家を持っていて、私たちは週末を過ごしにやってきた。

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ベル・イルを初めて訪れたのは20年前の真冬。レストランもお店も殆ど閉まっていて、1件だけ開いていたホテルに泊まった。灰色の冬景色、荒涼とした海辺はそれなりに趣があって、また来たいと思わせる島だった。島で生まれたから島に惹かれるんだろうか?

20年の間にこの島はちょっとした流行りになり、精神分析家(稼ぐ人は稼ぐ。自分のうちで仕事をしているのでセカンドハウスを持ちたがる)が沢山上陸。“田舎の家”を建て、地価や物価を吊り上げる(朝市の食材の値段やレストランはパリと一緒!)。
幸い、島には景観を護るため厳しい建築規制があって、高さや幅の制限、屋根の形まで決められている。第一、家が建てられる面積は島の14%だ。
友人夫婦は流行が始まる前の80年代に広大な土地を買い、寝室が5つか6つある大きな家を建てた。3人の子供やその子供(つまり孫)まで一緒に滞在できる家。
家の形の規制は厳しいが、何色に塗ってもいい。昔、この島が貧しかった頃、船を塗ったペンキの残りで、窓や扉を塗っていた。その習慣が続いていて家はとても可愛い。

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崖っぷちの間に、小さな入り江がある。
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故ミッテラン大統領も泊まったホテル、カステル・クララ。

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タラソテラピーがある4つ星ホテルでは“ビューティフル・ピープル”が海藻で身体をパックしたり、歯をガチガチ言わせながら(気温17度!)プールで泳いだりしていた。
ミッテラン夫妻が滞在したときは、ボディガードが10人くらい付きまとっていたとか。ストロスカンもそうしていたら、暴行未遂で訴えられたりしなかったのにね。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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