雨・寒い・鍵!

太陽燦燦のマデラ島から3時間、私たちは土砂降りで20度もないパリに到着した。
オルリーは、私が最初にパリに来た70年のはじめから変わっていないボロ空港で、飛行機から空港ビルへのジャバラの道もなく、わざとのように遠くに止まった送迎バスまでヨーイドン!で走るのだ。大雨の中。
せっかく充電した太陽が全部流れ出してしまう。しかも乗り切れなかったお客は、雨に打たれながら次のバスを待つ。アフリカ奥地の空港ならわかるけど、ここはパリでしょ!

夜11時、うちまでたどり着いたら、鍵がない。鍵を持って出たのは私ひとりなんで、非難の目が集まる。
バッグをひっくり返し、スーツケースをかき回すが見つからない。
「荷造りしたときに床に落ちたのかな・・・ごめん」
「セ・パ・グラーヴ」と娘。
夫は疲れて苛立って返事もしない。
ショートパンツの娘は寒い寒いと飛び跳ねている。

幸い、息子が近所で夜遊びしていたんで、呼び戻す。
ありがたみが十分わかるくらい待たせて息子が友達とやってきて、私たちはやっと我が家に入れた。めでたしめでたし。
その息子は、有名なバイヨンヌのお祭りに行っていた。コリーダ、ぺロタ(バスク地方の球技)、バスク地方のダンス・・・そして飲んで、歌って踊り明かす狂気の5日間。1932年に始まったフランス一大きなお祭りで、毎年100万人を越える参加者。みんな白い服に赤いベレーやスカーフがドレスコードだ。

お祭りのオープニング。これを見ただけで盛大さがわかるというもの。
bayonne_430.jpg

バーやカフェはカウンターを道に出す。年に一度の書き入れ時。
fetes-rue-poissonnerie_430.jpg

「とにかく凄かった」を連発する息子。もっと別の表現法はないのかね。
目に隈ができているので、寝ないで騒いだことはよくわかる。それぞれの夏・・・

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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