重病の子供を抱えた両親の愛情物語

クラブでひと目惚れした2人。
「僕はロメオ」
「冗談でしょ?!」
「なぜ?」
「だって私はジュリエット」

間もなく男の子、アダムが生まれる。
泣いてばかりいる赤ちゃんで、成長するに連れて、歩けない、首が安定しない、顔が左右不対象などの障害が現れる。
専門医をたずね、脳腫瘍といわれたときのショック。ロメオとジュリエット、それぞれの家族も加わり、病気との長い戦いが始まる。で、タイトルが『La guèrre est déclarée/宣戦布告』

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監督ヴァレリー・ドンゼリが実際に体験したことで、彼女自身が演じ、ロメオも実際のパートナーが演じているので、なかなか真実味がある。といっても子供の闘病より、この戦争を戦い抜く2人の愛情&結束にスポットが当たっている。

フランス映画『La guèrre est déclarée』

話の進むスピードが速く、ユーモラスな会話もあり、ロメオとジュリエットの親たちのキャラも面白い:典型的なブルジョア夫婦として描かれるジュリエットの両親。いつもバーバリーのコートで現れる。一方ロメオのお母さんはカミング・アウトして女性と暮らしている。

難をいえば、音楽がちょっと多すぎ。テンションや感情が高まるところで音楽に逃げ込むような印象・・・自分たちが実際生きたことなんで、距離をとるためかもしれない。
でもローリー・アンダーソンの『O Super man』はすごくはまって良かった。
泣かせようとしてない映画だけど、やっぱり泣く。

La guèrre est déclarée
ヴァレリー・ドンゼリ監督・主演
100分
2011年パリ映画祭で審査員賞他、カブール映画祭でグランプリ受賞
フランスで公開中


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コメント
この映画、凄く気になっていました!
カンヌで密かに高い評価を受けていましたよね。

監督である女優さん、8年ほど前に「マルタ…マルタ」という映画で見て印象的でした。
そしてわりと最近、「La Reine des Pommes」という映画で監督・主演をしていて、独特な世界観を描いていました(この作品でも、パートナーであるジェレミー・エルカイムと共演)。

彼女達の息子さんがカメオ出演しているそうですね。
私も観にいきたいと思いました。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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