Bizutage、ビズタージュとは何ぞや?
ビズ(キス)しまくること、では全然なく、英語だとHazing、日本語だと“新入生シゴキ”になるのかな。

学校で、上級生が新入生に屈辱的なことをさせる“入学の儀式”で、フランスでは1998年、時の学校教育大臣、セゴレーヌ・ロワイヤルが法律を作って禁止した。・・・はずなのに、娘の入った高校ではしっかり生き残っている。

高校2年の生徒がゴッドマザー・ファザーになり、新入生の中から“名づけ子”を決める。でも自分の名前は明かさない。学校の掲示板にビズタージュでやるべきことが名指しで指示される。
一日目は「ゴミ(ポリ)袋を着て学校にくること」
前夜、少しでもみっともなくないスタイル(そんなのあり得ないけど)を模索して悪戦苦闘。ゴミ袋を何枚もムダにし、ボートネックのトップ(というと聞こえはいいけど)にミニスカートができた。
「クレージュのサックドレスみたいじゃない」と言ってみたけど、そんなの慰めにならず・・・その上、通学路から着てこなくてはいけないのでブーブー言いながら出て行った。

二日目は「服の上に下着を着てくること」
「あなたのゴッドマザー、変態ぽくない?」
「男なのよ」
「ヤダ、本物のヘンタイ!うちから着ていくんじゃないでしょうね?」
「まさか!」
「ブラジャーを服の上につけるの、ゴルチエお得意のスタイルじゃない」と言ってみたが、全然慰めにならなかった。

去年は「クロマニヨンの格好で来い」というのがあって、裸同然で学校に来た生徒がいたとか。
娘はナンダカンダ言いながらも、どこかで楽しんでいるみたい。
ゴミ袋ドレスが褒められた、とか、学校に入る直前に、Tシャツの上にブラ、ジーンズの上にパンティをつけたら、道路清掃のオジサンが目を丸くしていた、と思い出し笑いしている。


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コメント
お久しぶりです
さっそく辞書(プチ・ロワイヤル)で調べました。載っていました。意味は、「新入生いじめ」とありました。男性名詞なんですね。
クレージュのサックドレスみたい、と言われるあたり、こちらとの違いを感じます。
こちらでビズタージュがあれば、その内容と、反応も含めて、かなり陰惨な雰囲気になると思います。
ユーモア、文化の違いなのでしょうか
Re: 大きなカエルさま
お久しぶりです!

学校も黙認しているのは、掲示板に”任務”が貼られて公でやっているのと、拒否するのもアリだからでしょうか・・・もちろんもっと陰湿なのもあるようです。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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