某クレジットカードが期限切れになるので、新しいカードが送られてきた。暗証コードは変わりませんとのこと。
ピカピカのカードを持ってスーパーで買い物して、コードを押すと『正しくない』というメッセージ。注意してもう一度やっても同じ。
「ほんとにあなたのカードなの?」というレジ係オバサンの視線を感じながら、仕方なくキャッシュで払う。
このカードで買い物するとポイントが溜まり、商品券に変身するので「Zut!」である。

帰るなりカード会社の「顧客サービス」に電話して、こうこうこうでした、と文句を言うと、スミマセンでもデゾレでもなく、めんどくさそうに、
「ほんなら新しいコードを発行して郵便で送ります」
「つまり1週間か10日待つってこと?暗証コードは変わらないって言ったじゃないですか!」
「アタシが言ったんじゃありません」フランス人お得意のセリフが“出た!”

最低限の買い物に留めながら、辛抱強く待つこと8日間(私はポイントが溜まって商品券になるとワーイ!と狂喜し、「10ユーロでコレなら、宝くじなんか当たったらどうなるんだろう・・・」と家族を心配させる)

やっと“新しい暗証コード”が送られてきて開けたら、ウソ、前のと同じ!
すぐに顧客サービスに電話したのは言うまでもない。
「同じコードを受け取るために8日間も待たされたってことですか!?」
「期限切れでカードが代わる場合は必ず同じ暗証コードです」
「じゃなぜ“新しいコードを送ります”なんて言ったんですか?」
「アタシじゃありません」
このセリフに切れてさらに文句をいうと“上司”なる女性が出てきて、また一から説明するはめに。
「カードを使う前にディスペンサーでお金を引き出しましたか?」
「いいえ」
「やっぱり!カードをアクティブにするにはお金を下ろさないとダメなんです」
「そんなこと聞いてません」
「いいえ、すべてのカードがそうなんです。知らなかったんですか?!」
と彼女は、私が地球が丸いのを知らなかったみたいにあきれるのだ。

その日、パリの北のはずれで打ち合わせがあり、帰りのメトロに乗ろうとしたらその前に郵便局があった。
問題のクレジットカードは郵便局のディスペンサーで使えるので、じゃ、ここでお金を出してアクティブにしよう、とコードを叩くとエラーに。自信たっぷりの“上司”の声が蘇り、もう一度叩く。エラー。もう一度トライ・・・するとカードはディスペンサーに飲み込まれてしまった。
あまりのことに-後ろに人が並んでいるのも忘れ-ディスペンサーの前に立ち尽くす私。
怒りもヴォルテージが上がると絶望となる。こういう日はまっすぐ帰って酒でも飲んで寝るしかない。



にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
↑ランキングに参加しています。お気に召したらクリックしてください。
スポンサーサイト
コメント
似たような出来事
お気持ちお察しいたします。
私はポストの口座を何年も使っていない間に4ケタの暗証番号を忘れてしまったので、新しい番号を発行してもらうためにポストに行きました。手続きを済ませ「3週間待つと新しい4ケタの番号が送られてくる」と聞いたので首を長くして待っていました。すると送られてきたのは新しいカード!「暗証番号は前のと同じです」と書いてありました。それを持ってまたポストに行き、同じ説明をすると、「まだそれは頼まれていません。この書類に記入して…」と振り出しに戻りました。「3週間待って下さい。新しい番号が送られてきます」と言っていましたが、3週間を過ぎた今、暗証番号はまだ送られてきません!
係員の頭が悪いのか、組織が悪いのか、頼んだ私が悪いのか、悩んでいます!!
お互いくじけず頑張りましょう☆
ほんとうにこのパターンはたまらないですよね。この話の最後の部分では同感と笑い(失礼!)でした。私も今週、いわれのないEDF請求が2年分なんの事前連絡もなく引き落とされていた。EDFの顧客係に電話をしても全く解決の進展なし、、、。この国がこれで動いているのが本当に不思議だ、、、。
Re: Ikuko様
すごい話ですね、殆どシュール!
また同じ番号だったりしたら・・・コワいですね。
頑張ってください。
コメントの投稿
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ