ジュルナル・ドゥ・ディマンシュ(日曜新聞)が毎年2回やる「フランス人に愛されている人物TOP50」の人気投票。
上位5人はこんな顔ぶれだ。

1位:ヤニック・ノア

Yannick-Noah_pics_809.jpg

元テニス・チャンピオン、今、人気歌手。1位の座は海洋学者ジャン=イヴ・クストーやピエール神父の“予約席”だったけど、全く違う理由で国民的人気。政治的発言もするけどしすぎず、感じよくてクールな“理想的フランス人”。
2005年に1位に輝き、その後2年ジネジン・ジダンに席を譲るも2007年からトップの座を守る。

2位:ジネジン・ジダン

Zinedine-zidane.jpg

2006年のサッカーワールドカップを最後に引退したけど、ボールを追いかける彼の姿はまだフランス人の網膜に焼きついている。2000年に初めて1位になってからノアに抜かれたり抜いたり。ノアと違い、引退してから殆ど現れないのに2位の座。
全盛期の栄光、まだ健在(この澄んだ目がたまらなくいいんだよね!)

3位:オマール・シィ

Omar-Sy.jpg

突然の3位登場は、映画『Intouchable』のせい。階層の違いを飛び越えた友情と助け合いの物語は、彼のユーモラスで温かいキャラがなかったらここまでヒットしなかったはず。その証拠に共演のフランソワ・クルゼは44位。
Canal plus の『service apres vente』(アフターサービス)という時事ギャグコーナーに出ていて大したことなかったけど、この映画では才能と魅力が大全開。

4位:シーモーヌ・ヴェイユ

simone_veil_reference.jpg

おお!やっと女性。政治家・弁護士。ユダヤ系の建築家の娘として生まれ、1944~45年、一家はアウシュヴィッツに収容され奇跡的に生き延びる。1974~79年、シラク・バラデュール内閣で保健相。妊娠中絶を合法化した功績は有名。2008年、アカデミー・フランセーズ会員に。凛として気品があり、老いても美しい。

5位:ガッド・エルマレ

gad-elmaleh_pics_809.jpg

カサブランカ出身のユーモアタレント・俳優。甘いマスクと決して下品にならないギャク、広い層に人気。しゃべって歌って踊る彼のワンマンショーはチケット発売日に売り切れになるほど。私生活でもモテて、女優アンヌ・ブロシェと子供を作って別れ、エトワールダンサー、オーレリー・デュポンと一緒になり別れ、人気キャスター、マリー・ドリュケールと1年同棲して別れ・・・今は誰と?

ね?写真を見れば一目瞭然、5人中5人が“純血フランス人じゃない”:ヤニック・ノアはお父さんがアフリカ(カメルーン)、ジダンはアルジェリアの移民、オマール・シイは純血のアフリカ、シモーヌ・ヴェイユはユダヤ人、ガッドはモロッコ移民・・・
ところが、移民を排斥しようとする極右マリーヌ・ル・ペンが人気があるのはなぜ?どうして?

さらにトップ10に、ジャメル・ドゥブーズ、ダニー・ブーンなどお笑いタレントが6人。

政治家たちははるか彼方、シラク元大統領46位、フランソワ・オランド47位、サルコジ48位、ジュッペ55位・・・

結論:フランス人が好きなのはユーモアがあって混血で、身近に感じる人。いい趣味ではありませんか。

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
↑ランキングに参加しています。お気に召したらクリックしてください。

スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ