パリ離婚事情

パリの大審裁判所の家庭紛争課、主として離婚と子供の養育権をめぐる争いが取り扱われる。

シテ島にある荘厳な大審裁判所
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裁判官の一人に言わせると「今のフランス家庭の有り様が毎日、走馬灯のように映し出される」
毎日の仕事の必需品:民法典とクリネックスの箱。
離婚の最後の話し合いが行われる場所で、女でも男でもとにかく泣くんだそう。クリネックスの消費量が著しい(余談ですが、フランスはなぜかKleenexの独占で普通名詞化している)

裁判官によるここ10年、別れ方の変遷:
若いパパの要求増:自ら育児休暇を取り、オムツを代え、病気になれば夜中に起きた30-40歳の“若い過保護パパ”が母親と同等の養育権を主張。往々にして父親は“2週おきの週末(『un week-end sur deux』は熟語になっている)+バカンスの半分)の権利を得るけどそれでは飽き足らない。子供の母親も30-40代で、これから”もう一花咲かせよう”としているので双方が合意する場合が多い。
一方、45-50歳のママは子供を自分のそばに置いておきたがる。

MEETIC離婚の増加:ご存知ヨーロッパ最大の出会いサイトミーティックは出会いサイトの同義語になっている。典型的な例:同い年の奥さんと離婚した50代男性が、2年後にミーティックで知り合った自分の娘くらいの歳の女性と離婚しにやってくる。

65歳離婚の増加:定年退職した夫が一日中うちにいると、妻がキレる。この現象は日本でも同じでは?
中には同い年の妻と離婚し「これから人生をやり直す!」と去っていった90歳のおじいさんもいるとか。アッパレ・・・

その他、過失離婚(例:どちらかが家庭を捨て愛人と暮らし始めた)が減り(27%)、協議離婚の増加(50%)。残りはその他もろもろの理由。
離婚するカップルの平均結婚年数:12年・・・意外と長い!

離婚は「人生の中で誰もが遭遇するかもしれないドラマ」。
いくつになっても愛を模索するフランス人の姿が浮かび上がりません?


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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