ダンスを習う男子観察

ダンス教室に来る女性は普通の(という形容詞もヘンだけど)女性が多い。
平均年齢層は若く、25歳くらい。中年過ぎの女性はだんだん来なくなる人が多い。

一方男性はいくつかタイプがあって面白い。まず、
イケ面の若い男:付き合っている彼女がダンス好きなので習いにきているという雰囲気が私のクラスには2人いて、2人とも女性にすごく優しそうなタイプ。私がステップを間違えて「あ、ごめん」と言うと「いや、ぼくが間違えた」。
回る方向を間違えても(2回に1回は間違える。自分がここまで方向音痴とは思わなかった)クスクス笑うだけ。その笑い方に「チッチ、下手なヤツ」というニュアンスがなくて大らかだ。あるいは私が可笑しいってこと?

彼女がいなそうなタイプ:一人は想像するに学校教師。40歳前後。一緒に踊るとき号令をかけないと気がすまない。私が間違えると容赦なく注意する。
「君がここまで来ないと手が掴めないじゃないか」
「はい、先生」
もうひとりは言っちゃ悪いけど、いかにもモテなさそうな中年のオジサン。別のクラスにいたが、このクラスは女性のほうが多いと聞いてすぐ引っ越してきた。

老化防止?:60過ぎのムッシューは、一緒に踊るたびに「腕をもうちょっとこう」とか「肩がどうのこうの」と動きを直す。その度に触りまくるし、私より特別上手いというわけじゃないので「ナニ、このオジサン・・・」と思っていたある日、
「僕は3年目なんだ」
「は?」
「このクラス、これで3度目ってこと」
「じゃ同じことを同じ先生で3度目?」
「僕の歳じゃ、そうしないと覚えられないんだ」
エライ。突然そのオジサンに尊敬の念が沸いた。

ただヘンな男:40~45歳くらいに見えるその男性は、目線がいつも相手の下の方、胸のあたりを見ている。私の胸を見たって大したものはないんだけど、なんかその目が据わっていて居心地悪い。仕方なく私も下のほうを見て踊ると、縫い目のないすごく上質の靴を履いていた。

ダンス教室が出会いの場所としてブレイクしたのは5-6年前。パリのダンス教室は満員御礼で、コレットまでがダンスのソワレを企画した。今はちょっと静まって、ダンス教室自体が出会いの場所ではなく、他で釣るために習いに来ている人が多い。

私のモチベーションは田舎の結婚式や誕生パーティ。延々と飲んだり食べたりの間で、お腹ごなしとアルコール飛ばしをかねてダンスタイムになる。唯一の娯楽“村のダンスパーティ”で鍛えたおじさん・おばさん達がそれはカッコよくステップを踏むのを見て、わたしも踊れるようになりたいな、と。そういえばダンスを習いだしてから、パーティのご招待が全然来ない・・・


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
↑ランキングに参加しています。お気に召したらクリックしてください。
スポンサーサイト
コメント
はじめまして
フランス在住の別の方のブログから偶然こちらのブログに来ました。
私もブルターニュの田舎の結婚式に3回ほど出席して爺ちゃん婆ちゃんのダンスのうまさに感心し、会社のフェットドノエルでも踊れなくて残念な思いをしました。若い時にダンスを覚えておけばよかったと悔やんでおります。
Re: 豊江のぼる様
そうですよね!それに踊るのって想像以上に身体全部使って、快感です。今からでも遅くない、と希望を捨てずにいますが・・・
コメントの投稿
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ