長谷川たかこのパリのふつうの生活
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パリのふつうの日常
La Vie d’Artistes /アーティストたちの人生
DATE : 2007-09-14-Fri Comment 0
la vie artistes

創作に苦しむ芸術家たちの生活を描いた作品、では全然ない。
ベルトランは高校で国語(フランス語)の先生をしているが、それは仮の姿で、本業は小説家のつもり。「つまんない!」と同居人にけなされても、授業中に生徒に読ませて教室中がシラケても、めげすに書き続ける。アリスは女優としてスタートしたが今はお誘いがかからず、日本のアニメの声優をしている。メイクされ、ライトを浴び、カメラに囲まれるのを夢見つつ、誰にも見られない暗いスタジオに通う。コラは歌手志望。カラオケバーでバイトをしているが、お客のマイクを奪って歌ってしまいクビになる。
“自分の才能”が認めらないことに苛立ち、理想と現実とのギャップに落ち込み、携帯のメッセージや偶然の出会いに一喜一憂する。キャラクターの違う3人の様がユーモラスに描かれ、自分の姿と重ねあわせることができる。人のことだと笑っちゃうのに、私だってこんなことあった・・・
映画の途中から結末が気になりだす。3人が夢を実現させハッピーエンドになったら面白くないけど、どんなオチをつけるのか・・・?
監督のマルク・フィトゥシ(Marc Fittoussi)は、これが最初の長編作品。軽いコメディという印象を与えるポスターだけど、登場人物の誰かに感情移入できて、快く楽しめ、“自分の姿”に思いを馳せてしまう作品。
写真はアリス役のサンドリン・キベルラン。ご主人のヴァンサン・リンドンも公開中の『Ceux qui restent/残る者たち』に出ている。
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