トゥールーズの“人種差別殺人”

月曜日の朝、トゥールーズのユダヤ人学校の前に男がスクーターで乗りつけ、いきなり発砲して走り去った。3歳と6歳の子供とその父親、校長先生の娘(10歳)が死亡、5人が重症。3月11日と15日に同じ地方でマグレブ(北アフリカ)人兵士3人を殺したのと同じ弾丸(マグナム44)だったので同一犯人の人種差別殺人説が有力だ。

舞台になったのはトゥールーズの北、『Ozar Hatorah 』ヘブライ語で「トーラ(モーゼ五書)の宝」という名のユダヤ人学校。

学校前
toulouse_0.jpg
photo:Reuter

犯行に使われたのはこのタイプの、口径11.43mmのピストル。
1143jpg.jpg
photo:Reuter

ヘルメットをかぶった犯人は、“校門の前にいた人全員に向かって発砲し、逃げる子供を学校の中まで追いかけて撃った”。
スクーターに乗っていた点もマグレブ兵士殺人のときと同じ。スクーターの色は「白だった」という証人と「黒だった」に分かれている。
周到に準備された雰囲気なので、パリの反テロリスト検事局は、テロ組織の犯行とみなしているそうだ。ネオ・ナチ説もある。
サルコジ大統領が教育相と一緒に現場に駆けつけて「これは国家の悲劇」とコメント。オランド候補も追いかけた。選挙戦は犠牲者の埋葬式まで一時停止になり、今日はフランスの全学校で“1分間の黙祷”が行われた。フランス中のユダヤ人学校に警戒態勢が敷かれている。

ユダヤ人だから、マグレブ人だからというだけで射殺、小さい子供の命まで奪うなんて・・・その犯人が野放しになっていると思うと底なしに怖い。何か事件があると色々意見やら推測を述べたがるフランス人も、この事件には言葉がない。震撼。
トゥールーズ近郊の住民はさぞ怖い思いをしているだろう・・・一刻も早く逮捕されてほしい。


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
↑ランキングに参加しています。お気に召したらクリックしてください。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ