トゥールーズ人種差別殺人の展開:警察は有力容疑者、モハメッド・メラのアパルトマンを夜中の3時から包囲。彼はアルジェリア出身のフランス人、23歳。目下“交渉”が続いている。逮捕されたというニュースもあるけどまだ確証されていない。

なぜこんなに早く容疑者を突き止めたかというと、パソコンのIPアドレスからだそう:3月11日に殺されたマグレブ人兵士は自分のバイクを売りたいというアノンスをネットに出した。アノンスに興味を持ってコンタクトした人が575人。この中に、既にブラックリストに載っていたモハメッド・ムラがいるのをRAID(フランス国家警察特別介入部隊)が突き止めた。TVシリーズ『24-Twenty Four』で観たようなことがフランスでも行われているらしい。

モハメッド・メラはアフガンスタン、パキスタンに赴いてテロ訓練を受けたこともあり、危険人物としてチェックされていたが、しばらく何も事を起こさなかった。今回、突然“目覚めた”、あるいは“指示を受けた”らしい。

動機や背後に誰かいるのか知るために、絶対生きたまま捕まえろ、という指令なので、RAIDの隊員たちはアパルトマンを襲撃しようとはしない。選ばれた“交渉人”が会話をしようとしている。自分はアル=カイーダに属するムジャーヒディーンで、パレスチナの子供たちの復讐をし、フランス軍隊の外国介入を非難したかった」と言っているそうだ。

アパルトマン内でのモハメッドの動きは赤外線探知機(体の熱によって居場所がわかる)で把握しているそうだけど「犯人がテレビかネットを見ていたらRAIDのやっていることが筒抜けじゃない!」と私なんか思う。しかしそれも計算に入っているとのこと(概してテロリストは自分がメディアでどう報道されているか興味を持っていて、TVやネットをくまなく見ているとか)。
RAIDに殺す意思がないことや、体温で居場所が割れていること、体の熱を冷まそうと冷水シャワーを浴びても、シャワーが爆発したりはしないことを犯人に伝える意図がある。

間もなく「犯人逮捕」の公式な発表があるのではと思われるけど、早く突き止められてほんとに良かった。フランストゥールーズの子供たちのインタビューが流れたけど「これで安心して外に出れる」と異口同音。
警察が予想以上に有能であることもわかったし・・・

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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