7人(うち子供3人)を殺したモハメッド・メラがトゥールーズのアパルトマンに立て篭もってから32時間。
最初は交渉人に“降伏する”と言っていたのを途中から意見を変え“武器を持って死ぬ”と言いだした。
反省の色は微塵もなく、アルカイーダから任務を受け、一人でフランスを跪かせたことを自慢していたそうだ。
そしてコンタクトを断った。

RAIDは21日の深夜、アパルトマンの扉や窓を爆破して“威嚇”したけど、反応なし。
その後消息がないので「もう自殺しているのでは?」という憶測も。

ものものしく武装したRAID(フランス国家警察特別介入部隊)
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このまま永久に待てない、と朝10時すぎRAIDが襲撃を決め、壊した扉からアパルトマンに入る。
誰もいないので突き進むと、浴室から犯人が発砲しながら飛び出してきて、銃撃戦になった。
その様子がラジオで流されたけど、戦争映画のような激しさ。なんと弾丸300個が飛びかったそう。
モハメッド・メラは窓から飛び出し(アパルトマンは1階)、頭を撃たれて死亡。
RAIDの隊長は「こっちが襲撃をしかけたとき、向こうから我々を撃ってきたのは初めて」。前代未聞の激しい撃ち合いだったそうだ。

生きては捕まらなかったけど、これで地元の住民たちは安心して眠れる。

フランスのイスラム教徒たちは、この凶悪犯のお陰で自分たちや宗教までが同一視されて、危険なものと思われるのを懸念している。中には「これからはあちこちで身分証明書を求められ、職探しに苦労し、フランスでの人生にもう希望はない」という声もあった。

サルコジ大統領はRAIDに拍手を送ったが、そんな危険人物(アメリカ行き飛行機お断りのブラックリストに載っていた)をなぜ野放しにしておいたのか?どうして32時間も待ったのか?など批判があがっている。
大統領選までちょうど1ヶ月なので、対立候補には叩き材料がまたひとつ増えた。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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