東京アヴァンチュール

ジャパンレイルパスをフルに使って、夜の9時過ぎに東京に戻ってきた。ケチが美徳の(?)フランス人は、
「あと3時間使えるってこと?」「3時間でどこに行けるかしら?」などと本気で言っている。
冗談じゃない、もう疲れたぜ、と1週間借りているウィークリーマンションに到着した。

うちの家族の部屋に入ると、3人で予約しているのにベッドが2つしかない。管理人の携帯に電話すると、
「エキストラベッドが必要とは伺っていなかったので・・・」
「でも3人で予約したでしょう?3人目はどこに寝ると思われたんですか?」
「・・・・」
「寝具があれば今夜はソファで寝ますけど」
「もう僕は帰宅しているので、それはちょっと・・・」
「じゃ、3人目はホテルに泊まれってことですか?」
「・・・・」
私は怒って電話を切った。
「3人目が赤ん坊と思ったのかな?」と夫。
「全員の生年月日書かされたんだから、そんなことない」
「フランスではともかく日本ではそういうことないと思ってたのに!」と娘。

とにかく時間は遅いし、怒ったので更に腹が減ったし、まずは何か食べようと、近くの中華料理店に入る。ラーメンやら野菜炒めやら、おこげ料理やら注文してガンガン食べていると、先ほどの管理人から電話がかかってきた。
「あの、もしかしたら解決法があるかと・・・」
「は?」
「結構こみいっているのでマンションに戻られたら電話してください」
戻って電話すると、なるほどこみいっていた:
「まず15階まで上り、1501号室の前まで行ってください」
行きました。
「ドアのわきの壁が実は扉になっていて押すと開きます」
開きました!
「その中に黒い長方形の箱が入っています」
たしかに。
「次のコード番号を押すと箱が開きます」
スパイ映画の中にいるみたいじゃない!と私たちはコーフンしてコード番号を押す。
「その中にある鍵で1501室に入ってください」
入るとお布団とかシーツ、タオルなどがしまわれている。
そこから寝具をとってソファで寝ろというのかと思ったら、管理人の提案はもっとソフィスティケートなものだった:その部屋にある鍵で使われていない部屋を開け、3人目は一晩そこで寝ていいと。スバラシイ。
というわけで、終わりよければすべて良し。
「さすが日本ね」と娘。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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