5月8日、フランソワ・オランドとニコラ・サルコジは仲良く(のワケない)第二次大戦書勝利記念の式典に出席した。あと数日の退出大統領と、これから5年間の新大統領・・・並んだ2人の身長が同じなのに気づいた。でもサルコジは上げ底の靴を履いているから、オランドのほうがかすかに高い?身長でも僅差で勝った!

サルコジは大統領選の前に「落選したら政治界から足を洗う」と言っていた。政治家になるために生まれてきたようなキャラ、他に何ができるんだろう?
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PHOTO:AFP

彼の余生を心配しているはずもないけど、聞いてびっくり、サルコジには、これから先何もしなくても食っていける種々の特典が与えられる:
① まず解雇(?)補償6000ユーロ(これは「ケタ間違ってない?」と思うくらいの額)
② 前大統領は憲法評議会のメンバーとなり、その手当てとして月額11500ユーロ(約120万円)
これは一度大統領になった人なら終身(!)もらえる手当て。オランド大統領はこの制度を廃止すると言っているが、廃止が議会で可決されても、過去に遡って手当てを止めることはできない。つまりサルコジは滑り込みセーフで手当てゲット。

③ 家具・設備つきの“官舎”
④ 警察のガードマン2人
⑤ 運転手2人つきの車
⑥ 秘書、アシスタント、史料係など少なくとも7人の協力者
③から⑥は、ミッテラン大統領時の首相だったローラン・ファビウスによって1985年に決められたものとか。
さらに、
⑦ エール・フランスのビジネスクラス、SNCF(フランス国鉄)グリーン車、ただで乗り放題。
⑧ 外国に赴いたときは現地のフランス大使に迎えられ、大使館の宿舎に泊まる。

この総額が年150万ユーロ、国民の税金から出ているわけだから何とも腹立たしい限り。
家賃なし、交通費なし、協力者に給料なし、旅行はタダ・・・に加えて奥さんカーラの印税がちょこちょこ入ってくるわけだから、ほんとに何もしないでも暮らしていけるじゃない!と言っても、何かするでしょうけど・・・オランドとの票差が僅かだったので(51.62対48.38)、前言を翻して意外と早く政治界にカムバックするのでは?が目下の噂だ。


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コメント
興味深いです!
Bonjour. こんな待遇があるなんてびっくり。反対票がオランドさんに流れたのも、自然なことのように感じますね。

フランスには外国人が多すぎる発言は、パリに暮らす私にとっても恐怖でした… 

オランドさんを大統領に選んだフランス国民の、この究極の選択が正しいものだったことを祈りたいです。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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