“お薦め”と言えるか迷うこの映画

カンヌ映画祭コンペティション参加作品だったウォルター・サレスの『Sur la route/On the road』は、ジャック・ケルアックの同名小説(『路上』)の映画化。

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これはケルアックの自伝的小説で、ビート・ジェネレーション(ウイキペディによると、1955-64年、アメリカの文学界で異彩を放ったグループ、またはその活動の総称)を生み出した作品と言われるそうだ。全然知りませんでした。

小説家志望のサル・パラダイスは父親の死の直後、ディーン・モリアティと出会い、たちまち惹かれあう(友達として)。奔放で魅力的なディーンの彼女、マリールーも加えた3人は、狭い世界(NYなんだけど)にとどまっていないで旅をしようと、いざ車でオン・ザ・ロード・・・

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ジェネレーションを生み出したほどの作品であるのに、主人公の男2人にカリスマが感じられず、世界を、自分を発見しようという旅への乾きも感じられず・・・実は最初の20分くらいで映画館を出ようと思ったけど、左右を見ると踏み越えなければならない人が多く、諦めた。そのうち、ジャズのリズムと、車で横断するアメリカの風景に少なからず引き込まれ、結局最後まで観て良かった。
美しい若者3人のロードムービー、といったところ。冗漫ではあるけど。
男2人がひっきりなしにタバコを吸っているので(そういう時代だったのね)禁煙したくなる、という副産物も。
反対意見の方、どうぞご意見を!

ウォルター・サレスがこの企画を思い立ったのは6年前、制作費集めや主役の人選に時間がかかり撮影は2010年に始まった。
有名じゃない俳優をという監督の希望で、主役の男2人はサム・リレイとギャレット・ヘッドランド。マリールー役のクリステン・スチュワートは間もなくドラキュラに呼ばれて超有名になる。そう、『トワイライト』のベラ・スワンだ。
『Sur la route』2時間20分
上映中。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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