妻3人、娘4人

友人の中年男性は3人の妻と作った4人の子供がいる(一度に3人ではなく、ひとりずつ順番に)。
前前妻との間に娘2人、今日20歳レナと15歳のアメリ。アメリは娘と仲がいい。
前前妻と別れた後で、15歳年下のポーランド人の女性-子供のベビーシッターだった-と一緒になり、セーヌに浮かべた船で華やかな結婚式を挙げ、娘が生まれた。そして別れる。
間もなく20歳年下の女性-彼の秘書だった-と一緒になり、2年前にまた娘が生まれた。まだ別れていない。

3人の女性はタイプは違うものの、みんな綺麗、彼は特別ハンサムでもセクシーでもないので、「どうしてだろうね・・・」と娘は不思議がる。でもモテるってそういうことなんだよ。

さて、週末は現妻と4人の娘に囲まれてハーレムのような暮らし、と思いきや、買い物やご飯作りに追われて大変らしい。その上、母親たちは揃ってあまりお金がないので、娘たちから「ソルドに行くからお金ちょうだい」「○○にバカンスに行きたい」とせがまれ、「いくら稼いでも追いつかない」と嘆いている。モテるのも考え物だ。

彼は音楽プロデューサーだけど、この度、初めて映画を撮った。前前妻との娘2人が主演で、前妻とその子供も出演し、現妻がポスターを作り・・・と家族総動員だ。
“主演”のアメリがうちに遊びに来たんで、
「どういうストーリー?」と聞くと
「ストーリーはないの」
「・・・・じゃロマンスとかアドベンチャーとか、ジャンルでいうとナニ?」
「どれにも当てはまらない」
と、掴みどころがない。
撮影にちょっと立ち会ったという娘に言わせると「2人の人が色んな話をする日々のスケッチの繋ぎ合わせ」それに、トリュフォーやゴダールへのオマージュがかぶっているという。
フランス人は、そういう映画作るの好きなんだよね。うまくいけば感情移入できるし、そうじゃないと自己満足で終わってしまう。
でもアメリに言わせると試写に来た人たちはみんな気に入って感動していたと。
「私も泣いちゃった」というので、たくさんの人が観て拍手されて感激の涙かと思ったら、「そうじゃないの。アップで映った自分があんまり綺麗なんで、えっこれがアタシって感激して泣けたのよ」
「・・・・・」
彼女は顔立ちも可愛い。小さいときから歌手や俳優になりたくて、演劇学校にも通っている。しかし俳優になるには、自分の綺麗さに感動してして涙が出るというナルシストさも必要なんだ、と気づいた。
映画のスクリーンに自分のアップが映ったら、私なら隠れたくなるものね。
彼女の3年後、5年後が楽しみだ。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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