フランスで22時から始まったロンドン閉会式は、大ブリティッシュ・ロックショー。マッドネスやペットショップ・ボーイズ(え?生まれてなかった?)、ジョージ・マイケル、アニー・レノックス・・・と80年代の懐かしいロックからジェシー・J、ミューズ・・・その度にステージの装置が変わり、ダンサーたち(4000人のボランティア!)が彩る。
スポーツというより音楽の祭典で、すなわち私は釘付けになり、猫がネズミを咥えて帰ってきたのも気づかなかった。

・・・なのにデヴィッド・ボウイは登場せず。TOPモデルのデフィレへの繋ぎに『Fashion』が流れ、スクリーンに映像が出ただけ。セ・パ・ジュスト!
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7年前、パリもオリンピック開催都市として手を挙げていてロンドンに敗れたんだけど、これがパリだったらどんなフィナーレをしたんだろう?ジャン=ポール・グードかな?
音楽ではダヴィッド・ゲタ、ミレーヌ・ファルメール、ジョニー・アリデー(よしてよ!)・・・到底イギリスに叶わない、なんてことを娘と話しながら観ていたけど、限りなく装置が変わりミュージシャンが交代し(イギリスの音楽アーティスト、みんな出たがるんでみんな出したらこうなった?)、前衛的な花火もボンボン上がって、これだけのスペクタクルに一体いくらかかったんだろう、天文学的な数字に違いないと心配になってきた。

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Photos:melty.fr

ロンドン五輪に総額いくらかかったかというと、90億リーヴル、115億ユーロ。日本円にすると1兆1500億円(間違ってません?こういう計算は苦手)・・・と聞いてもピンとこないけど、7年前に決められたオリンピック予算の倍以上と言われれば、ほらね、やっぱりお金かけすぎじゃない!その中でもこの壮大な閉会式は大きな額を占めているはず。

デヴィッド・キャメロン首相は「オリンピックはこれからの数年に165億ユーロをイギリスにもたらす」と豪語しているそうだけど、今日のロンドンは”お祭りの翌日の二日酔い”気分とか。
イギリスの経済学者に言わせると、
「オリンピックのようなメガ規模のイベントはツーリズム、雇用の増加、給料アップのような経済成長指標に反映されにくい」
「3ヶ月間は急速な経済成長をもたらすがその後フェイドアウトする。長いタームでのインパクトを期待するのは難しい」

一方で、交通手段の安全性や選手村の設備まで優れたオーガナイズであったし、この国の予想以上のイベント力を世界に示し、真夏の夜の夢(フランスとの時差は1時間)を見せてくれた。
選手村にはヨーロッパ一のショッピングセンターが造られ、宿泊施設は来年から売りに出されるそうだ。
テレビの前で暮らしていた娘は「あー終わっちゃって悲しい」としんみりしてから、「4年後はアタシ19歳ってこと!?なんて恐ろしい!」
あんたが恐ろしかったら、こっちはどうなるのよ・・・

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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