最後に笑うのは誰か?

120ユーロゲットし、携帯を使えるようになったので緊迫感は減ったものの、私は“控訴”を開始、再びORANGEに(今度はちゃんと携帯から)電話する。
「携帯電話を盗まれたり失くしたりした方は1を押してください。契約の変更や解約をご希望の方は2を・・・」という録音を聞くうちにウンザリしたり、待ち時間が長くてガチャンと切ったりするうち、元気のいい訴訟係の女性にぶち当たった。
「ナニ、コレ!?」アカウントを開いた彼女は絶句する。
私とオレンジとのやり取りの電話やSMSや手紙の履歴が、トイレットペーパーのように延々と画面に現れたらしい。
「ちょっと待って。これまでのいきさつをちゃんと理解したいから、うーん・・・3時間くらいしたらまた電話してくれる?」
今までにないポジティヴな応対に、私は「するする!頼みにしてるから頑張って理解してください」
夕方電話すると奇跡のようにすぐ彼女が出てきて、
「今日の午後はあなたにかかりっきりだったのよ」その結果、彼女は重大な発見をしたんだと。
「2週間のPass voyageの注文を受けた人が、2週目を忘れちゃったのよ」
つまり2週目はすべての通話が日本→フランス→日本で2万kmを往復する超長距離電話となり、410ユーロという額になったのだと。
「それで?」
「こっちのミスなんで、私が“控訴”します。返事は1週間くらい待ってくれる?」
彼女が目の前にいたら私は抱きついてキスしていただろう。大メルシーを言って電話を切った数日後、
「あなたの要求を検討した結果、210ユーロを返金します」というSMSが送られてきた。
一瞬わが目を疑ったわね。210ユーロ!でも多いときは文句は言わない。

それ以来、初めてお目にかかる“マイナス額の領収書”がORANGEから送られてくるようになり、生まれて初めて“請求書を受け取るのが楽しみ”という体験をしている。
結論:
-相手がオレンジだろうがグレープフルーツだろうが、諦めてははいけない。
-ORANGEにも顧客の言い分を聞いて公正に判断する社員がいるので、希望を持つこと。

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コメント
おつかれさまでした。
オレンジ事件(笑)に関する一連の記事を見て、ハラハラしながら読みましたが、最後はスカッとしました!
こういうやり取りの中で、相手側のミスであっても泣き寝入りしてしまう人がほとんどなのでしょうね…
それにしても、訴訟係の青年はいい加減ですね。
もっともそうな事を言ったり、望みが無いと言ったり。
なにはともあれ、無事に返金されてよかったです。
よかった!
おめでとうございます。
語学力と交渉力の賜物ですね。
ただ一言、
素晴らしい〜!!
何事も、諦めてはいけませんね!
Re: Mari様
ありがとうございます。
いい加減な人、マニュアル応対の人8割、ちゃんと調べて応対してくれる人2割という感じでしょうか。
何回か電話すればその2割に当たる、ということですね。
Re: Suchanへ
ありがとうございます。
屁理屈を言って自分を正当化する息子に鍛えられたんだと思います。
Re: Celine様
ちょっと諦められる金額じゃなかったんで・・・
ありがとうございます!
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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