”王妃のトップレス写真”裁判

南仏でウィリアム王子と休暇を過ごしていたキャサリン王妃のトップレス写真が、ゴシップ週刊誌Closerに掲載された。英王室はCloserをプライバシー侵害で訴えただけでなく、隠し撮りしたカメラマンは誰だ?そいつも訴える、とすごい剣幕で、英仏関係が悪化しそうな勢いだ。

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英メディアの反応は「チッ先を越された」ではなく、王室と同じく憤慨し、プリンセスの”胸”を護る側とか。
王室はイギリス人にとって一種神聖なもの、というのは日本人には理解できる。フランスのパパラッチがカーラ・ブルーニのトップレスを隠し撮りするのとはワケが違うのだ。

その上、ウィリアムとハリー王子にはジャーナリストに対して根深い恨みがある。15年前母ダイアナを死に追いやったのは彼らだ(しかも場所はフランスだった)。
以来、英メディアは王子達の報道にはすごく気を遣って”一線は越えない”。それにキャサリン妃の人気ぶりがダイアナ妃を思い出させ、王室は彼女がダイアナのような運命を辿るのを恐れているそうだ。

18日(火)パリ大審裁判所の判定は、英王室の勝ち(当然)。Closerは2000ユーロ(たった!)の罰金、写真の他メディアへの譲渡、問題の週刊誌の増刷を禁じられ、王妃の写真全部を英王室に渡すこと。5ページに渡ってトップレス姿を掲載したCloserは「もっとすごい写真」も持っているとか。
英王室の弁護士は刑事犯罪として上訴し、損害賠償金を取るつもり。2000ユーロという罰金は、他のメディアが「それで売り上げが伸びるなら安いもんだ」と思う金額で、抑止力にならないからだ。
一方英メディアは「犯人探し」、つまり隠し撮りしたカメラマンは誰か?で沸いている。

今朝のラジオの柔らかい時事解説番組で、
「あのトップレス写真で、王妃を身近な存在として感じることができたんで、ヴァレリー・トリエルヴィレール(オランド大統領の連れ合い)が自分も撮ってほしいと言っている」という苦しい冗談を言っていた。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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