オバマ氏VSロムニー氏のテレビ討論(フランスでは午前3時から)は、『オバマ氏は冷たく、熱意も攻撃性もなく、4年前のあのオバマはどこに行ったのか?』とニュースが伝えていた。
オバマさん、アンケート調査ではまだ優勢だそうだけど危ないかも。いい男なのに残念ね・・・

大統領選決戦投票前のテレビ討論会、フランスでは1974年、ヴァレリー・ジスカール=デスタンVSフレデリック・ミッテランが始まりだ。以来、それぞれの候補者に討論会のための担当官が設けられ、話す時間はもちろん、細かい取り決めが行われているそうだ。知らなかった。
例えば:
○討論会の舞台背景:候補者のスーツ・ネクタイの色とのマッチ(今回のオバマVSロムニー、星条旗のコーディネート!)
○椅子の高さ:どちらかが見下ろす角度にならないよう、身長に合わせて慎重に椅子の高さを決める。
○一人がしゃべっている間、もう一人を映さない:しかめ面をしたり、次に言うことを考えている・・・など表情を視聴者に見せない。
○候補者の手は絶対映さない:手が震えている、神経質な仕草などを見せない。
○討論会の温度の設定:汗をかいているのを絶対見せないように、両者のうちより”汗かき”に合わせて設定される。
・・・など候補者がすごく緊張したり、苛立ったり焦ったり・・・というのを見せて、ネガティヴな印象を与えないための細かい配慮。USAでも似たり寄ったりのはず。

これまでの大統領選討論で、語り継がれるやり取りのひとつに1988年のミッテランVS当時総理大臣シラクのがある。
シラク『今夜、私は総理大臣ではなく、あなたは大統領ではない。私たち2人とも対等な”大統領候補者”です。したがってあなたをムッシュー・ミッテランとお呼びしたい』
ミッテラン『あなたの言う通りです、総理
ガーン。討論中、結局シラクはミッテランを『大統領』と呼ぶハメになり、そして彼が再選された。辛らつでイジワルだった故ミッテラン。

debat-chirac-mitterrand.jpg

今年のサルコジVSオランド討論で有名になったセリフはオランドのリフレイン:私が大統領になった暁には・・・でしょうね。暁以後はあまりパッとしないけど。

シラクVSミッテランから4分の1世紀後の討論会。インテリアも21世紀っぽくモダン。
Sarkozy Hollande

ランキングに参加しています。お気に召したらクリックしてください。

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ