主人公、クリスチャン・グレイはサド伯爵に傾倒しているリッチな若き実業家。アナスタジア・スティールは恋に恋する処女の女学生。彼女はミステリアスでちょっと怖いクリスチャンに夢中になり、彼は自分の妄想が実現できる相手を見つけて興奮する。2人の恋、支配とファンタスム(早い話サド・マゾ)の日々が、細かい描写で描かれ、10ページごとに2人の”官能が炸裂”するシーンがあるとか。

既に世界中で4400万部売ったというソフトポルノ『Fifty Shadow of Grey』が10月24日にフランスで発売になる。著者はイギリス人、エリカ・レオナード・ジェイムス(49歳)、10代の男の子2人を持つ母親。本業はテレビのプロデューサーでこれが処女作だ。

全1500ページの3部作。グレイの表紙にネクタイだけ。想像力をかきたてられて上手い。

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きっかけは50代にさしかかって感じる欲求不満、ファンタスム、老いへの不安・・・を、書くことで発散したかったから(なんかスゴそう)。自分の子供にはこの本を読むのを「堅く禁じている」そうだけど、インターネットで抜粋が出ていればもう絶対読んでるよね。

E.L.ジェイムス。一見、優しいお母さんがそんな過激なことを・・・

El-James-50-nuances-de-gris.jpeg

『トワイライト』の主人公2人からインスピレーションを受け、最初はインターネットで掲載された。
読んだ人の話によると「文章は品がなく上手くなくて、ひたすら細かく過激な描写が延々と続く」
それにしても『ハリー・ポッター』を思わせる世界的ヒット。その”読んだ人”も、悪口言いながら最後まで読んでいる。

アメリカでは”お母さんのためのポルノ”という新ジャンル誕生と騒がれ、イギリスでは本に登場するセックス・トーイがバカ売れで品切れの店が続出しているそうだ。

ずっと前、日本で渡辺淳一の『失楽園』がすごくヒットしたのを思い出すません?主人公2人が密かに旅した場所を辿る”失楽園ツアー”までできたような・・・あれのイギリス版?
ネットで見たという娘は、
「でも買わないほうがいいよ、つまんないんだって」
私が買いそうな顔してるってこと?
ま、ちょっとは気になるけど・・・フランス語タイトルは『50 nuances du gris』。
はたしてこの国でも爆発するか?

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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