同性の結婚を合法化する、はオランド大統領が選挙戦のときから約束していたこと。安楽死とか外国人に投票権(これは当然として)とかオランドさんは議論になりそうなことばかり約束していたもんだ。

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一方、女性同士の場合はウェディングドレスが2着必要になる・・・

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パックスから12年。同性の結婚と養子を取る権利について左派、右派、教会、市民団体・・・が賛成・反対を叫んでいる。と言っても論点は予想できるもの。
賛成:人間はみんな平等。すべての人に結婚し、養子を取る権利を。
私たちは離婚を、中絶を認めてきた。今、家族は崩壊し再構成され、シングル親、同性の親が増えているのが現実だ。法律は現実の状況に適応するよう改正されるべきだ(というと、じゃ犯罪が増えてきたらそれに応じて犯罪を合法化するか、という反論が出そうだけど、そこまで“議論のための議論”にはなっていない)。

反対:子供のアイデンティティ確立と人格形成には母親と父親が必要。子供の権利を護れ(結婚の目的は子供を作ることだけじゃない。もしそうなら、子供ができない夫婦は別れるべきということになる、という反論はある。)

目下、賛成が過半数だけど1年前の世論調査に比べて反対派が増えている
その理由は:
左派政府が法案を通そうとしているんで、右派が足を引っ張っている。
フランスはカトリック国なんで、司祭達が束になって反対している、などなど。
それにしても・・・政教分離で結婚は民法で定義づけられているもの。聖書に“結婚は男と女の間でしかしてはいけない”と書いてないし、なぜ教会が口を出すんだろうね。

オバマが再選されたとき、10歳の女の子がオバマ大統領に送った手紙が記事になった。
『あなたが、わたしの2人のパパが愛し合うことに賛成なのを知ってとてもうれしいです。でも学校では友達が、それはヘンだとか淫らだとかいいます。わたしはどうすればいいの?』
という可愛い手紙に、オバマさんは、
『君も私も、人間が、外見の違いに関わらず生まれながらにして平等である国に住んでいて幸せだ。(・・・・)自分が人にしてもらいたいように、人にもしてあげるのが正しい振る舞いだと思う。友達から傷つくことを言われたとき、このことを思い出して欲しい』
もともと“オバマリアン”(オバマ・ファンをこう呼ぶんだって!)が多いフランスで、同性結婚合法化が騒がれているタイミングにこのエピソード。さらにオバマリアンが増えたに違いない。という私も明け方4時にラジオをつけ「勝った!良かった!」と再び眠りに落ちた1人だけど。
同性の結婚を民法で認めるのはアリだと思う。じゃ自分の子供が同性と結婚すると言い出したら、やっぱりかなり当惑するだろうな。しかし・・・何が幸せかは本人にしかわからないこと、親や周囲が決めることではない。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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