小さい子供のいるウチには必ずあるキャラメル・バー、Carambar。1954年に北フランスで生まれ、最初はソフトキャラメルとカカオだったのが、次第にコーラ、イチゴ、オレンジ、サボテン(!)とかバリエーションが増えた。
どれも工場大量生産の人工的な味で、なんでこんなものが?と思うが、キャランバーが嫌いという子供には出会ったことがない。大人でもノスタルジーで食べているのがいる。森永ミルクキャラメル?

元祖キャランバー。1960年に5サンチームが今は0.15ユーロと20倍に。
キャランバー/Carambar

包みの内側にジョークやナゾナゾが印刷されているのも人気。例えば:
-お母さんがジュリーに言いました。
「弟に少しソリを貸してあげなさい」
「ハーイ、じゃ上りは弟で、下りは私ね」
-音もなく落ちてくるものは?

-「あくびをする」の未来形は?
「眠る」
・・・と、たわいないものだけど(えっ全然おもしろくない?その通り。つまらない冗談の代名詞にまでなっていたらしい)、この« blague Carambar »は1969年に始まり、「ジョークのないキャランバーなんて・・・」くらいに制度化していた。ところが21日、
「・・・ジョークは少し古びてきた感があり、この度止めることになりました。綴りや算数の教育的クイズに変える予定」というお知らせが、100人あまりの影響力あるブロガー、Twitter、TV番組などに送られてきた。
途端、ジョークを惜しむ人たちの雪崩現象を引き起こし、FacebookにはCara mbarジョークを救うページができた。
そしたら25日、Carambarのプレスが「あれはジョークだった」と発表。
「本当は4月1日まで引っ張る予定だったけど、あまりの反響に予定より早く種明かしをすることにした。ジョークは短いほどいい」

「ジョークの終わり、はジョークでした。メルシー」だって!
キャランバー/Carambar ジョーク

つまりこれはマーケティング戦術だったわけ。数日間、“Carambar”はブログやTwitterで一番登場する言葉になり、ニュース番組まで取り上げたから大成功というわけだ。
・・・なんかハメられた感じ。
コミュニケーション専門家に言わせると「ジャーナリストではないブロガーを“利用”した悪質なウィルス性マーケティング」。第一、ふつうの広告キャンペーンよりはるかに廉価、ゼロの数が違う。Carambarジョークを救おうと躍起になった人たちは怒っていることだろう。
今のネットワークの力は、意に反して利用されると腹が立ちますよね・・・


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コメント
ふっと思ったのですが、キャラメル、キャンディー…と日本のアメ玉系は一口サイズで、バー形式や持ち手のものがないですね あっ、昔、ペロペロキャンディーがありましたか…(≧∇≦)
Re: タイトルなし
そうですね・・・ふと思いついたんですが、フランスでもキャラメルで棒状なのはキャランバーの専売特許みたいです。それもウケた理由のひとつかもしれません。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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