お奨めしない映画2本!

『The Artist』で世界的スターになり、ポルノチックな駄作『Les Infidères』に主演したあと、スクリーンで見なかったジャン・デュジャルダン、相手役に“今までになくセクシーな”セシル・ドゥ・フランス、“庭のジャン”と“フランスのセシル”の スパイ物『Möbius/モビウス』!、観ないわけにはいかない。

ジャン・デュジャルダン「モビウス」

ロシアの秘密警察のグレゴリーは、ミッションを受けてモナコにやってくる。そのミッションには、株式業界の超デキル女、アリスがゲスト・スパイとして抜擢されて加わった。アリスの裏切りを疑ったグレゴリーは、規則を犯して彼女に近づき・・・忽ち2人とも激しい恋に落ちる。
まずプロットがよくわからん。(観終わって「スパイされてたのは結局、誰だったの?」「・・・」)ジャン・デュジャルダンは、確かにイイ男なんだけど『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』のイメージが強くて、マジな役なのに突然ギャハハと笑い出しそうな気がする。
セシル・ドゥ・フランス、確かにいつもよりフェミニンでカッコいいけど、男を弄ぶセクシー女のイメージに合わない。彼女はやっぱり“頼りになる隣のお姉さん”がピッタリくる。悪いけど・・・

そして話題になったセックスシーン
ジャン・デュジャルダン「モビウス」2

「今までで観た中で一番美しい」という人(ひと握り)と「同じような喘ぎばっかり続いて退屈」(その他大勢)の2つに分かれた。
『Möbius』
エリック・ロシャン監督

次のがっかりは、アルモドヴァールの新作『les Amants Passagers』。
タイトルを素直に訳すと『通りすがりの愛人たち』だけど『機上の愛人たち』のほうが嵌るかも。スチュアート3人がポインター・シスターズの『I’m so excited』を歌って踊る予告編がすごく可笑しかったんで、観ないわけにはいかない。

アルモドヴァール新作

メキシコ行きの飛行機が(人為ミスで)車輪がひとつブロックされたまま飛び立った。ビジネスクラスには、詐欺行為がバレたばかりの大企業社長、愛人の1人と別れようとしているドンファン、“縛り”の女王、最後の“仕事”に向かうプロの殺し屋、どうしても処女を捨てたいと願う40女(35かも)は自称“未来を読む能力”の持ち主・・・が乗っている。スチュアート3人はゲイで、その1人は妻子のある機長の愛人でアル中。

ビジネスクラスの集合写真
アルモドヴァール新作2

すぐ機体の異常に気付いた機長はなんとか解決法を見つけようと苦労し、スチュワート3人は乗客たちの気を紛らわせようと苦労する・・・と、筋は面白そうでしょ。それに面白いキャラが揃っているんだけど、なぜか笑えない。すべてのエピソードがセックスと死に(力ずくで)まつわるもので、無理があって重い。会場からも殆ど笑いが起こらなかった。

なんだ、がっかり、と出るとき、字幕の音楽にハタと。Metronomyの 『The Look』!



この歌、好き!音楽だけが印象に残るなんで、アルモドヴァールさん、ダメじゃない・・・


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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