18歳以上のフランス人1000人に、41の料理から「一番好きなのはどれですか?」とアンケートした結果はかなり意外。
1位:(確か前回も1位だったような)鴨のマグレ/Magret de canard
鴨のマグレ

鴨の胸肉を薄切りにしてロゼにソテーし、グリーンペッパーのソースやパパイヤ、オレンジを添えた南西フランス料理。南西仏では、機械で口から食べ物を押し込まれる鴨のフォア・グラ(脂ののった肝臓)や、脚のコンフィ(脂漬け)が有名。脂肪の少ないマグレ(胸肉)のレシピは1965年に地元のシェフ、アンドレ・ダガンが“発明”した、わりと新しいもの。
南西仏では脂っこいものを食べているのに、心臓・循環器系の病気が少ないので、「フレンチ・パラドックス」と呼ばれている。その理由に“鴨の肉自体が善玉”説が有力らしい。
1位と言っても、この料理をフランス人がよくうちで食べているとは信じられず、「レストランではこれを注文する」「友達をよんだ時作る」のでは?

2位:ムール・フリット/Moules frites(何が悲しくて・・・)
と言いたくなる2位の料理(といえるか?)この写真はお上品だけど、ふつう、洗面器一杯のワイン蒸ムール貝(7割は貝殻だけど)とボール一杯のフライドポテトがデンと置かれる。

ムール&フリット

食べ方は両手にひとつずつムール貝を持ち、右手の貝で左手の身を摘まんで食べ、フリットをパクリ・・・これを果てしなく繰り返す。種類の違うものを色々食べる日本人はすぐ飽きるはず。廉価だから不況向きメニューではあるけど。
「健康のため1週間に2回は海産物を食べましょう」と厚生省がおっしゃる通り、ムール貝は脂肪分がなく、良質たんぱく質とオリゴ・エレメントの宝庫。でもそれだけじゃお腹にたまらないので、山盛りフリットを一緒に食べたら(ベルギーの発案)あんまり意味がないような・・・

ちなみに東部フランスの2位はシュークルート/Choucroute。ドイツ料理じゃない・・・
シュークルート

3位:(賛成!)クスクス/Couscous

クスクス

炊いた小麦+グリルした鶏、羊の肉、メルゲス(牛肉の腸詰)に野菜(人参、ズッキーニ、蕪、トマト・・・)の煮込みをぶっかけた北アフリカ料理クスクスは、太陽の香りがする一皿料理。
「クスクス食べに行かない?」と誘うと、必ず「あれは重い」「もたれる」という人がいるけど、そういうヤツに限って、2度も3度もお代わりする。もたれないほうがおかしい。元来はバランスの取れたレシピ。この「鶏のクスクス」レシピで時々作る、と書いていたら食べたくなった。

・・・すなわち。グルメ大国フランスの国民が好きなのは、1位を除いて他所の国の料理、という結果。ま、日本でやってもハンバーグ、カレー、スパゲッティ・・・が上位になるだろうから同じか。

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コメント
同感
フランス人に大賛成です。私もクスクス、シュークルート、マグレドカナールは大好きでした。でもコテダニョーとかオマールのニンニク焼きとかフルイドメールも食べたいな。
ムール貝なんかどうでもいいのに。
Re: 同感
フランスはあちこちで他の国と接しているし、北アフリカは移民が多いので、郷土色の表れたトップ10になるわけですね。オマール海老(私も大好き)は高すぎるから?クリスマスに登場するくらいの”鯛のおカシラ”的存在でしょうか?
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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