なぜ大人になるのが不安かと言うと、大人になれば
-「責任・義務」が生じ、
-「自由になるようで実は自由ではなく」(なかなか鋭い)、
-「経済的自立」をしなくてはならない。
“若者の就職難”がニュースで繰り返される時代、この「経済的自立」をクリアするのはなかなか難しい。つまり「早く大人になりたい!」と思わせる要素がないのだ。

大人たちの近未来像が明るくなく、今もけっこう苦労しているのを反映している。と同時に、情報の溢れる時代に生まれてきた彼らは、不況、資源不足、環境汚染・・・などの現実や、「嘘や欺瞞に満ちている」大人の世界をよーく知っているのだ。
64%のアドが「おじいちゃん・おばあちゃんの時代に比べて大人になるのが難しい時代」と答える。つまり、「わしがおまえの年には・・・」なんて言わないで欲しい。

・・・という未来像の中で、唯一希望の星は「子供を持つこと」というのも面白い。私が高校生のとき、子供が欲しいなんて考えもしなかった。さすが、ヨーロッパ2位の出生率を誇る国だ。

もうひとつ、アドたちが鬱陶しいと思うのは、年を取りたくない大人たち。
-若者と同じような格好をする。
“母娘で着る”コンセプトのコントワール・デ・コトニエの責任も大きいのでは?
最近、オバサンを通り越したオバアサンがミニスカートで歩いていたり、ひと目でボトックス顔のオジイサンがいるけど「ああなったらダメだ」と思うものね。
-若者言葉を使ってSMSを送ったり、Facebookの友達の数を子供と競う、のも「やめて欲しい」。
アドの世界は、彼ら特有の“コード”で護られている秘密の庭。そこに踏み込んで欲しくないのだ・・・すごくわかる。
さて、アドレッサンが考える「大人になる時」とは、
① 親元を離れて生活はじめる。
② 最初の仕事
③ 子供ができる。
で、結婚・パックスは6位。つまり結婚が子供を作る前提条件でなくなっている。
彼らの祖父母の世代に「大人になったと実感した時は?」を聞いてみると
①結婚
②最初の仕事
③兵役
が同じ数字でトップに並ぶ。
さらに今の若者たちが「社会的・経済的・文化的な背景で、大人になるきっかけやタイミングがそれぞれ違う」と考えるのに対し、シニアの世代は、「社会的な慣習や大人のプレッシャーで“大人”にならされた」と答えている。なるほど。日本はまだ社会的プレッシャーが強いかも。
そうそう、「大人になる時」の8位に“親の死”があった。でもね、今の親たちは長生きするから、死ぬのを待ってたら、なかなか大人になれないわよ・・・


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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