高二のフランス語バカロレア

水曜日のお昼過ぎ、16-17歳の男女が大勢たむろしているのに遭遇した。
「ここにも高校があったんだ!」フランス語バカロレアが始まるところだ。娘も他の校舎で、試験が始まるのを待っているんだろう。若い子たちはワイワイガヤガヤ、学食が開くのを待っているような雰囲気だ。

フランス語バック(バカロレア)はPremière(高校2年)の終わり、つまり本バックの1年前にあって、点数が翌年加算される。文系、理科系、科学技術系・・・とバックの種類で異なるけど、娘はフランス語の筆記試験と口頭試問、歴史の口頭試問が8日間の間にある。
筆記は例によって長々と書かせるやつで時間は4時間(!)。1年間で勉強したこと-17世紀の古典主義(モリエール、ラシーヌ)、18世紀の啓蒙主義(ヴォルテール、モーパッサン)、19世紀の象徴主義(ランボー、ヴェルレーヌ)・・・-がベースになっているとは言え、何が出るかわからない。
試験勉強をしている娘が、夜遅く「質問して」とやってきるので「象徴主義とは何年から何年頃で、どういうテーマだった?」とか言いながら、昔々、私もフランス文学史をやったわねぇ・・・でも日本と違って、年代はそんなに重要ではなく、文学史の流れを掴んでいて、代表的作家や作品の知識があること、「つまり全般的な教養が試されるわけよ」と娘。はぁそうですか。それにしても、私だったら30分で書くことがなくなってしまうだろう。

受験生はミネラルウォーターや、元気づけのチョコレートやお菓子を持って来ていい。

バカロレア

夕方帰ってきた娘は「私が一番早く試験場を出たんで、何か書き忘れたのか不安・・・」
持ち時間は4時間でも2時間経てば退場していい。早く書き終わった子と、書くことがない子が出てくる。
本バカロレアの看板科目、有名な哲学の試験は、最初に出てくる子をジャーナリストたちが待ち構えていて、問題が暴露される。
「何だったの?」
「詩がでた、テオフィル・ゴーティエ」
「どうだった?何か書き忘れたの?」
「・・・そうかも。ああ、試験って腹が減る」と娘はお昼に「緊張して食べられなかった」というパスタを猛烈な勢いで食べだした。そして、
「あーもうバックなんて!こんなに早く年取るとは思わなかった」
それ、私のセリフだろうが・・・

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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