早熟な子供たち:体験編

「子供は1歳頃から性に関心を持つ」と言われるけど、ま、フロイトの国だからね、と話半分に聞いていた。
でも子供と付き合っていると、それほど誇張でもなさそうだ。

娘が2歳になったばかりの頃、保育園でテオという男の子と仲良くなって、いつも一緒に遊んでいた。テオの両親は、2人の仲をなぜか奨励して、「保育園の幼馴染がそのまま続いて、一緒に暮らすってケースもあるのよね」などと、冗談ではない顔で口走ったりする。
ある日、テオ家にご飯によばれ、9時ごろ、2人の幼児を子供部屋に寝かせた。ヤレヤレと親たちがお酒を飲んでいたら、子供部屋を覗いた息子(7歳)が駆けつけてきて、
「2人が同じベッドに寝てる!」それがどうした?
再び偵察に行った息子が「でも安心して!オムツは取ってない!」
「・・・・」

ある日、仕事仲間の女性とお昼を食べたとき、
「もしある朝、娘さんの部屋から男の子が出てきたら、あなた何て言う?」
「何て言うって・・・まずボンジュール」
「その後は?」
「うーん、でも外で起こるより、うちでやってくれたほうがいい」と答えてから、
「ところで娘さん、いくつ?」
「3歳」
親も先走りしすぎるってこと。

息子は、男子の常で多くを語らない。親も「秘密の庭」に触れないようにしている。小学生だった娘が「毎朝、同じ女の子と学校に行ってるよ」とか時々教えてくれた。
「どんな子?」
「オシリの形がいい子」
小学生なら「かわいい」とか「目が大きい」とか言いそうだけど、早くもオシリや脚の形に注目するわけね。なるほど。

娘が12歳くらいのとき、男の子が遊びに来た。「ずっと会ってなかった幼友達」だそうで、一緒に晩御飯を食べた。その時の夫ときたら、
「どこの学校に行ってるの?」とか「ご両親は何をしているの?」・・・とまるで尋問。年頃の娘の身辺を心配するお父さんのカリカチュアで、笑いを堪えるのに苦労した。
さてご飯の後、
「“幼友達”が泊まっていってもいいかって」
「えっ」と夫は顔色を変える。
「でもまだ子供だから・・・」
「13歳で妊娠した例もあるぞ」
「でもダメだって言ったら、こっちが“ソレ”を勘ぐってるみたいで・・・」
「それもそうだ・・・」
というヒソヒソ話の末、泊まっていった。

それ以来、夫の頭には「幼友達=要注意」という公式ができたようで、その子が来ると「アイツは気に食わん」という顔になる。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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