夏のお奨め映画:続き

フランス映画が観たい人:『太陽がいっぱい/Plein Solei』修復版
テレビで何回もかかってストーリーはすっかり知っているけど、修復版が大きなスクリーンで観れるとなると見逃せない。トム(アラン・ドロン)は、イタリアで長いバカンスを過ごす大金持ちの息子フィリップ(モーリス・ロネ)とその彼女マルジュ(マリー・ラフォレ)とお近づきになる。お金のないチンピラのトムを軽蔑しつつ、どこにでも連れて歩くフィリップ。3人は船でクルージングに出かける 。フィリップはふざけてトムを救助ボートの上に放り出し、忘れてしまう。炎天下を漂ったトムは、火ぶくれ、脱水状態で船に引き上げられる。陰険なフィリップの仕打ちにトムの復讐心が膨れ上がる。

当時はモノクロだった。
『太陽がいっぱい』

当時(1960年)のアラン・ドロン、モーリス・ロネ、マリー・ラフォレのなんと美しいこと!彼らのファッションも素敵:シンプルなシャツとズボン、裸足にモカシンの男達。マリー・ラフォレの水着、赤いボーダーのTシャツ、チェックのワンピース・・・すぐ真似したくなるこの時代のモードは古びないのだ。

『太陽がいっぱい』修復版

ロミー・シュナイダーが2秒ほど登場する。“目の離れたちょっと田舎っぽい女の子”が後に美しいオーラの大女優になるのだ。
ルネ・クレマン監督作品
パリで公開中

リアルなサスペンスが好きな人へ:『ハイジャッキング/Hijacking』
インド洋を航海するデンマークの船がソマリア人に乗っ取られる。ハイジャッカーたちは7人の船員と引き換えに1500万ドルを要求する。船舶会社の社長ピーターはハイジャック交渉のプロを呼び、ハイジャッカーと交渉を始める。すぐに要求額を払うと「もっと出せるんだ」と敵は思って、人質を釈放しない(知らなかった)。第一1500万ドルという額は払えないので、桁がひとつ違う額から交渉が始まる。
船上では、持病のある船長が倒れ、料理人のミケルが交渉の矢面に立つ。歩み寄りがないまま、2週間、1ヶ月、2ヶ月・・・と時間が経ち、船員たちは体力的・精神的に弱ってくる。社長ピーターはなぜさっさとお金を払ってくれないんだ?
『ハイジャッキング』ポスター

一方、ピーターは船員たちの命、家族からのプレッシャー、身代金の交渉、会社の運営・・・に立ち向かう。
このピーター(Solen Malling)のキャラがすごい。感情を見せず、冷徹で隙がない。
あまりお友達にはなりたくないけど、頼りになりそうな・・・

『ハイジャッキング』

珍しいデンマーク映画。スターも出ないし地味な作品ではあるけど、隅々までリアル。
Tobias Lidholm監督作品
公開中

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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