バカンス:食べて、泳いで、寝て・・・

コート・ダジュールは変わらぬ人気のバカンス地、「コートに行く」というと「ナンダ、お前もか」という顔をされる。
老後をここで暮らす人も多いので、娘たちは「年寄りの町」と呼ぶ。何と言われようと、気候温暖、食べ物も美味しい、空の色や太陽の光が違う。
Baie des Anges/天使の入り江(ジャンヌ・モロー主演の映画のタイトルにもなった)、 Beaulieu sur Mer/海の上の美しい場所・・・とか地名も魅力的。画家じゃなくても惹かれる場所だ。

ここに来ると、食べて、海岸に行って、また食べて、寝て・・・という頭空っぽの生活。少しカルチャーもしたほうがいいかと。
サン・ポール・ド・ヴァンスにあるマーグ財団美術館は、マルグリット&エメ・マーグが半世紀前に造った近代・現代アート美術館。ミロ、カルダー、ブラック、ジャコメッティ、レジェなどのコレクションと、広大な庭園が有名だ。
カーニュ・シュル・メールから内陸に向かって、迷っても20分、だけど駐車場に空きを見つけるのに同じくらい時間がかかった。
鷹の巣村、サン・ポール・ド・ヴァンスはいつ見ても美しい姿。
サン・ポール・ド・ヴァンス

村の中は旅行客で溢れ、悪趣味のモダンアート・ギャラリーやお土産屋が並んでいる。
サン・ポール・ド・ヴァンス2

さてマーグ財団美術館。作品があちこちに置かれた庭。
マーグ財団美術館

夏季のエクスポ、『Les Aventures et la Vérité/アヴァンチュールと真実』が開催中。哲学者ベルナール・アンリ・レヴィの企画で、哲学とアートの関係を古今の作品で表現したもの、だそうだけど、ぺダンチックでスノッブで、並んでいる作品は、ナニコレ?と言いたくなるようなものばかり。
例えばコレ。
マーグ財団美術館 エクスポ

その中にポツンポツンとマチスやジャコメッティ、ボナールのタブローやデッサンがあるけど、悪趣味の中に埋もれて見落としがち。
BHLと呼ばれるベルナール・アンリ・レヴィは、奥さんのアリエル・ドンバルとともにメディア露出が好き。
まぁいい男であるかもしれないけど、私は好きじゃない。いつも白いシャツに黒いスーツというスタイルで、胸のボタンを大きく開けている。一度だけ会ったときも、おヘソの辺りまでボタンを開けていた。

ベルナール・アンリ・レヴィ

27年前、学生をしていた時、アヴィニヨン、アルル、エクス・アン・プロヴァンス、マルセイユ、ニースをひとりで旅行した。その時この美術館にも来て、すごくよかった記憶があるのに。ミロやジャコメッティは、この訳のわからないエクスポのために隠されたか、貸し出されたか・・・
私と夫はガッカリ、娘たちは「入場料返せ!海岸に行ったほうが100倍よかった」とむくれて、カルチャーな試みは終わったのである。

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コメント
コートダジュール懐かしい。
懐かしいコートダジュール

山のテッペンの村
景色もいいが
山の上の
≪チッチャイ村≫の≪風情≫が
素敵。

青い海
碧い空

太陽がいっぱい
の青春が
胸いっぱいに
戻ります。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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