10年間の結婚の末、別れることになったカップル。離婚調停は順調に運び、揉めたのは“養育権”だけ・・・といっても猫の。結局、交代で飼うことで合意に達した。なついた猫の養育権は子供のと同じぐらい諍いのタネになっている、という記事を読んだ。
フランスでも猫好きが増えていて、2011年には「一番好きな相棒は?」アンケートで、宿敵の犬を抜いて1位になった。
愛猫サロモンの11歳の誕生日を盛大に祝ったというシャルロットは2人の子持ち。でも、サロモンを「モン・ベベ」「一番かわいい子」と呼ぶ。
「だってサロモンはお財布からお金をくすねたりしないし、ドラッグに走る心配もないし、女の子をうちに連れてきたりしないから」
彼女の息子は4歳のとき、喘息になり、お医者さんから、猫がアレルギーの原因のひとつだから、飼うのをやめたほうがいいと言われた。
「猫のほうが子供より先に来たし、別れるのは無理です」がシャルロットの答え。不思議と息子の喘息は治まり、サロモンは居座った。
うちの娘も自分の猫タマを「モン・ベベ」と呼ぶ。去勢手術をしてから食べるだけが楽しみになったのか、一日中お腹を空かせている。みんなは「デブ」「食べすぎ」と言うのに、娘は「太ってなんかいない」とついつい食べ物をやってしまう。本当に子供ができたら、どんな母親になるのか先が思いやられるような・・・

長々と寝そべっているとわからないけど、歩くとお腹が床につくほどデブのタマ。
タマ

「おばあちゃんにボン・ニュイを言いなさい」という娘のセリフにギョッとした。「だって、タマは私のベベだから、ママンはおばあちゃんでしょ」まぁ、理屈ではそうですけど。“おばあちゃん”と呼ばれるのはギクリとするもんだ。

脚の上に寝るのが好きなアナイス。
アナイス

バカンスに出るときは猫が唯一の気がかり。10分でも毎日通ってくれる人をみつけ、ワード1枚分くらいに、彼らの食生活や、性格やら“緊急連絡先”を書いて渡す(ちゃんと読む人なんていないけど)。引き受けてくれる人は、あちこちの犬の散歩や猫の世話を受けもっているので、出かける前に付け届けをしてアピールしておく、留守中には電話して生存を確かめる・・・などこう見えていろいろ気を遣うのだ。重症の猫バカ。

バカンスの終わりの空虚感は、猫に再会する嬉しさが埋めてくれる。“猫のうちに帰っていく”気分になる-猫は空間の雰囲気を作る動物だ。こんなふうに感じる人は多くて、Facebookの『J’habite chez mon chat/猫のうちに住んでいます』は18000人のファンがいるとか。
中庭に私たちの足音を聞いただけで、ドアの前に駆けつけてくる猫たち。ああ、やめられない。

猫沢エミさんの『猫と生きる』は猫好き必読の本。アナイスとタマも登場しています。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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