これが噂のフォーブール食堂

仕事先でお昼に連れてきてもらったのがフォーブール・サントノレの105番地。

cantine de Foaubourg1

噂に聞いた、夜はDJが入ってイベントがあり、有名人がたくさん来るっていうレストラン、Cantine de Faubourg。
中はびっくりするくらい広くて、モダンなインテリアで、椅子やテーブルはバーのように低く、タキシードのギャルソンと、モデルみたいなウェイトレスがあちこちに立っている。・・・のに『フォーブール食堂』という外したネーミング。

cantine de Foaubourg2

さてメニューを開くと、オードヴルに:
サーモンのタタキ 16ユーロ
マグロの細切り、一瞬炙り、ゴマ醤油 19ユーロ
シーザーサラダ 18ユーロ
生ハムとイチジク 25ユーロ
オーガニック・スモークサーモン 26ユーロ
シュウマイ6個 17ユーロ、ギョーザ6個 17ユーロ・・・

この内容にしてこの値段、ギョーザ1個400円って、何を入れればこの値段になるわけ?
招待者を盗み見ると、平然とした顔でメニューを眺めているので私も続きを見る。
メイン:
105プレート 27ユーロ
鶏か牛肉か海老のブンボーフエ 15ユーロ
チーズバーガー 28ユーロ
包丁で叩いたタルタルステーキ 22ユーロ
ランド産の鶏のロースト、冬の野菜 28ユーロ
ペンネ・アラビアータ 18ユーロ
クラブハウス・サンドイッチ、自家製フリット 16ユーロ(この値段で自家製じゃなかったら犯罪だ)
ブンボーフエはフランスではボーブンと呼ばれるベトナムの・・・ファーストフード。米粉の麵の上に春巻きとか牛肉、コリアンダーなどの香草がのっている。

すなわちここのコンセプトは無国籍(または多国籍)。そして、ギョーザとかハンバーガーとかベトナムラーメンとか、世界各国の大衆的食べ物を昇格させている。ハンバーガーのグルメ・バージョンは確かに流行りだけどね。
それぞれタルタルステーキ、ブンボーフエや鶏のローストなど選び、私はタタキやシュウマイやcrevettes panko(海老パン粉=エビフライ)が少しずつ盛り合わせてある『105プレート』にした。
料理のプレゼンテーションはお洒落だ。屋台で食べるようなボーブンが、大きな白い食器に上品に盛られ、タキシードのギャルソンがうやうやしく運んでくる、というのはよく考えるとギャグだけど。

cantine de Foaubourg3

『105プレート』のお味はと言うと、タタキは味がなく、春巻きは皮が固く(電子レンジに入れた?)、タイサラダは美味しいけど2口しかなく・・・そう、シュウマイは美味しかった。ま、自分では来ない場所だし、色んなものが少しずつ食べられて、ご馳走様。

これは『105プレート』の夜バージョン、2人用、90ユーロ!

cantine de Foaubourg4

後でこのレストランのフォーラムを見たら、「わーお洒落!美味しい!」という意見が1名。その他は「ストリートフードにこの値段!」「サービスが遅く、注文を間違える」「創造性のないメニューに法外な値段」・・・質と値段の関係にこだわるフランス人の評価は厳しい。
ロケーションと雰囲気(音楽はなかなか)、有名人・・・つまり“ここにいる”ために払う値段ってことですね。


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コメント
Cantine
ギャルソンとウェートレスがいるのに、Cantineなんですか。
料理がCantine、お値段Faubourgということなんでしょうか。いやいや。
Re: Cantine
> 料理がCantine、お値段Faubourgということなんでしょうか。
まったくその通りです!
けっこう豪華な内装やタキシードのギャルソンと、Cantineという名前の落差が「しゃれてる」と思ったんじゃないでしょうか。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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