盗聴されていたのはニコラ・サルコジと彼の弁護士ティエリー・エルゾグ/Thierry Herzogの会話だ。
有料ニュースサイトMediapartによると、サルコジ前大統領は、盗聴を予測して、Paul Bismuthという架空名義の携帯で弁護士と電話していた。そして“表向き”の携帯では、聞かれてもかまわないことを話していた。
なんかスパイ映画みたい!

サルコジの電話盗聴
photo:lemonde.fr

2006年からサルコジの弁護士、ティエリー・エルゾグ。元大統領とスパイごっこをやりそうな顔
サルコジの電話盗聴
photo:grands-avocats.com

会話の内容から、ニコラ・サルコジと弁護士は、高等司法官Gilbert Azibertと“仲良し”であること。
Azibertさん以外にも、裁判所と警察内にサルコジの支持者がいて、情報を得ていた可能性があること。
“電話が盗聴されているかもしれない”“家宅捜査があるかもしれない”こともそのソースから知って、別名義の携帯を契約した。
サルコジは会話の中で、「リビアから選挙資金疑惑」捜査の進行状態を教えてくれる“人物”についてふれているとか。

さて、司法警察は、弁護士とそのお客の電話を盗聴していいのか?と思いますよね。弁護士は“職業上の秘密”を明かさない権利があるわけだから・・・
答えはウィ。2つの条件を満たしていたら盗聴していい。
1. 弁護士自身が違法行為をしている疑いがある場合。
2. その弁護士の弁護士会会長が、違法行為の疑いを知っている場合。

ニコラ・サルコジはFacebookで、Mediapartの“プライバシー侵害”を非難し、告訴すると言っているけど、サルコジ&弁護士が偽名の電話で話していて、司法組織内に“お友達”がいることは否めない。
“シロ”であるわけがない。

それでもサルコジの支持率は5ポイント落ちただけ。
彼の政治力とコネ、(脱税してそうな)富裕層の支持・・・の結果なんでしょうか。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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