田舎から従兄妹夫婦が出てきた。電車で2時間の距離なのにパリには滅多に来ない。
ブドウ畑に囲まれて暮している彼らにとってパリは、空気が悪い、人が感じ悪い、人が多すぎる、物価が高すぎる・・・諸悪の街(東京に比べたら静かでのんびりした街なんだけどね)。なので、“イベント”がないと出てこない。前回のイベントはクレージーホースのショー。そして今回はムーラン・ルージュ!
考えてみると行ったことがないので、喜んで一緒に行くことにした。

ムーラン・ルージュ

ムーラン・ルージュにはディナー+ショー+ハーフボトルのシャンパンかワイン(185ユーロ&215ユーロ)、ショー+ハーフボトルのシャンパンかワイン(112ユーロ)、ショーだけ(102ユーロ)があるけど、ディナーつきにして正解。
ディナーを取る人たちを優先的にステージに近い席につかせ、食べ終わる頃に、ディナーなしの人たちを入れ始めるからだ。
私達のテーブルの後ろに案内されてきた小柄な中国人のグループは、身長185cm、体重100kgを超える小山のような2人(夫と従兄妹)のおかげでショーがよく見えず、途中から立っていた。1人112ユーロ払って立ち見なんて!と腹を立てたに違いない。ごめんね。

1枚写真を撮ったら、どこからともなくスタッフが現れ「写真は禁止です」
ムーラン・ルージュ2

私達が選んだ(安いほうの)メニューToulouse-Lautrec は、
サーモンのフェスティバル(出てきたのはスモークサーモンとタラマ)
または
カレイのファルシ(テリーヌとよんだほうが正しい)クリーム添え

タイの蒸し煮、シャンパンソース、つぶしジャガイモ
または
子牛のポワレ、シュプレームソース、ピラフと小玉葱

オペラ“モーラン・ルージュ”(ふつうのオペラ)
または
イチゴの“タンドレス”、フランボワーズソース(ケーキ地はフルーツマシュマロ)

食いしん坊の従兄妹は「または」を「と」と見間違えて「スゴイ!」と一瞬喜んだ。
1人ハーフボトルつきx4人なので、シャンパン1本とシャブリ1本を頼む。

料理はDalloyau で美味しかったけど、最後の一口を食べ終わるか終わらないかで、お皿が下げられ、次のお皿が運ばれる。ショーが控えているせいだ。せっかち向き。

幕が開くと、銀ラメのパンツスーツの男女ダンサーがオープニングナンバー。途中で女子ダンサーたちが、ぱっとパンツを引っ張ると銀ラメのストリング姿になる。「おお!」とどよめく観客。男子も同じことをするかと(楽しみに)待ったが、それはなかったわ。
ダンサーは粒揃いで、衣装も豪華。途中に挟まれる曲芸や腹話術も高度のパーフォーマンスで、一瞬も飽きさせない。『Féerie』というタイトル通り、夢幻の世界が2時間弱。クージーホースより数段よかった。

昔からの定番のフレンチ・カンカン、現代バージョン。
ムーラン・ルージュ/Moulin Rouge

900席の会場は満席で、中国人が目立った。スタッフに聞いたら1位:中国、2位:アメリカ。
移住・出国が難しかった頃「ショーの途中でトイレに立ってそれっきり戻ってこない」中国人観光客がいると聞いた。ガイドさんは10分置きに頭数を数えたとか。今はガイドさんもピリピリしていないようだ。

さてショーが終わって900人がぞろぞろ出る頃、23時の2回目のショーを待つお客が列を作っている。10分の幕間に、従業員たちは猛スピードでテーブルナフキンを取替え、グラスを並べている。日本人並みのオーガナイズであった。


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コメント
なつかしい!
いつもたかこサンのパリ情報を楽しみにしてまいます。20年前、私もムーランルージュのディナー席は体験しました!! ダンサー達の羽のチリがワイングラスに入るくらいの至近席で豪華なショーを観られて感激でした。
撮影NGななか、貴重な場内ショットをありがとうございます☆ ムーランのようなスペクタクル ショーは確かに他劇場とは格別に違いますネ♪ 映画ミッドナイト イン パリのように古きよき時代にタイムスリップしてみたいです(でも一晩だけ…)私はロートレックが好きなので劇場ロビーのポスター画見たさに行きました。たかこサンはロートレックはお好きですか?
Re: なつかしい!
パリにゃん様、コメントありがとうございます。
ほんと、予想以上によくて釘付けでした。
ロートレック作品のいくつかはカフェのポスターとかコースターにまで出回りすぎている感じですが、私はささっと描いた(実はそうでないのかもしれないけど)デッサンが好きです。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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