月曜日に哲学から始まったバカロレア。目下うちで暮している娘の友達は、「うまく行った!」とゴキゲンで帰ってきた。ところが間もなく、試験問題が漏れていたことをle Mondeが伝え「再試の可能性も」に大ショック。
文系バック(Bac L)の哲学の問題は:
-「芸術作品は私達の認識を教育するか?」
-「私達は幸福になるために全力を尽くさなければならないか?」
-カール・ポパーの『客観的知識』から抜粋テキストの解説
から選択。
「アート関係が出ればいい」と言っていた彼女は迷わず一番目を選んだ。「もう一度、別のテーマで4時間書くなんてヤダ!」ごもっとも。
漏洩は、某女子生徒が、試験開始後30分にTwitterで。どうせ漏らすならもっと密やかにやればいいのに・・・カンニング・不正行為の40%近くが携帯電話によるもので、2013年から試験場にはセンサーが取り付けられているのを知らなかったの?

このセンサーに要注意!
携帯センサー

それに試験開始後に流して、誰がトクをする?
今回は国鉄ストのため1時間まで遅刻が認められていたから、遅れてくる友達?
問題を知っても、試験場に駆けつけ中の30分に一体何ができるだろう?
つまり、この子のしたことは意味がない、ひたすらアホだ。その上、不正行為の罰則“5年間バカロレアが受けられない”が課せられる。
そういえば去年は、娘に変装して英語の試験を受けた母親が捕まった。“英語の得意なママ”が、ダイエットして娘のジーンズをはいて試験場に現れたが、開始後まもなく監督官が見破った、という笑っちゃう事件だったけど、この母の娘も5年間バカロレアが受けられない。
母親が大バカだ、いや娘のほうだ、という議論になったけど、結局“この母にして、この娘あり”に落ち着いた(この議論自体かなりアホ)
翌日「再試はなし」が決まった。この漏洩でトクをした生徒はありえないし、7月4日に試験結果発表が決まっているので、全国規模の再試はミッション・インポッシブル。
今年の受験生は686907人、年齢は13歳から・・・92歳!採点する試験用紙は約400万枚。採点者たちは既に髪の毛が逆立っている・・・

うちの娘は、美術・テクノロジー系のバカロレアなので、試験問題も時間帯も違い、「対岸の火事」という顔をしていた。
火曜日は美術史、木曜は数学、明日は(何もわからんという)物理・・・と、後半戦に入りました。

ランキングに参加しています。お気に召したらクリックしてください。
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村



スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ