娘のバカロレア祝いに、どこに行きたい?と聞くと「インドかタイ料理がいい」
インドはあまり知らないけど、彼女が「trop cool !」と喜びそうなタイならBleu Eléphantであろう。
バスティーユのロケット通りにある“青い象”は1980年創業で、バンコク、ジャカルタ、ロンドン、ブリュッセルなどにもレストランを持つグループ。パリでは恐らく一番有名なタイレストランだ。

入り口は大したことないけど、中は広大でエキゾチック。
一番奥の一番いい席(?)に通された。掘りごたつ式。
Blue elephant ブルーエレフォン1

メニューをじっくり検討したあと、結局、色々な料理が少しずつ食べられるムニュ・ロワイヤル(52ユーロ)にする。
前菜の盛り合わせ:カニと生姜風味の鶏シュウマイ、海老とイカの揚げ物、鶏と野菜の春巻き、鶏のマリネ串焼き、海老入り春雨サラダ。香草がたっぷりでどれも繊細な味。

Blue elephant ブルーエレフォン2

メインの盛り合わせ:羊の煮込み、牛肉と香草のサラダ、鶏のパンダナスの葉包み焼き、揚げ白身魚のピリ辛ソース、野菜炒め、カニ入炒飯・・・かなりのボリューム。
Blue elephant ブルーエレフォン3

さてメインを食べ終わったころ、「アタシはベジタリアンなのにぃ!」という声。
近くのテーブルで友達3人と食べている女性が、ウェーターに文句をつけている。私達はしゃべるのをやめて耳をそばだてると、ベジタリアンプレートを頼んだのに、魚が入っていた、と騒いでいる。
ウェーターは「そういうことは最初に言っていただきたい。全部食べた後に言わないで欲しい」ごもっとも。
「あたしは一口食べただけ!残りは連れが食べたのよ」同じことじゃない。
「別にお金を払わないって言ってるわけじゃないの!」そんならなんで騒ぐのよ。
隣のテーブルのカップルが「静かにして欲しい」と一言いうと「関係ないでしょ」と言い返す。

ウェーターの責任者が出てきた。「お金を払わないって言ってるわけじゃないの」と繰り返す女に、
「魚は全く入っていません。オイスターソースを少量使っているだけです」
「えええええ!あたしは魚アレルギーなのにぃぃ!」
その叫び声に、この女、発作を起こしてぶっ倒れ、救急車を呼ぶまでやるんじゃないかと思った。
「引っぱたいてやりたい・・・」と娘。私も同じことを考えていた。

ついに支配人登場。低い声で話していたので内容は聞きそびれたが、その後、女が騒ぐのをやめてゴキゲンになったのを見ると、彼女の料理はタダになった模様。ゴタクを並べて喜ぶ人、時々いるよね、ああ、腹が立つ。帰り際に思いっきりにらんでやったけど、女は意に介せず、勝ち誇った表情をしていたわ。

とにかく。このレストランは、値段は少々高いけど、美味しく、スタッフの数も多く感じがいい。

お店を出るとき支配人がランの花をおみやげにくれて、私の出身を聞き、「おじかったですか?」
「は?」息子が素早く“通訳”してくれる:おいしかったですか?
ヒステリー女の対処、大変でしたね、と言いそうになるのを飲み込んで、
「はい、とっても!」

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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