サルコジ、Facebookのウソ

先週の金曜日にFacebookで「UMP総裁に立候補」、つまり“政界にカムバック”を表明したニコラ・サルコジ。その2日後、Journal de dimancheでこんなことを言っていた。
「既に250万人が私のFacebookのメッセージを読んだ。アメリカ在住のフランス人30万人も読んでくれて、一日で3万5000人の“友達”を獲得した。これだけの人たちが信頼を取り戻してくれたのは驚くべきことだ。私のFacebookは、オランドの記者会見の2倍の閲覧者、アラン・ジュッペとフランソワ・フィヨンの“友達”を合わせたより多い友達をたった一日で獲得した。」
なんか高校生の自慢話みたいじゃない。
アラン・ジュッペ(シラク大統領のとき首相、ボルドー市長)と、フランソワ・フィヨン(サルコジ大統領のとき首相)は、UMP総裁の椅子を狙うライバルだ。つまり2017年の大統領選に立候補する意思ありの人。

ル・モンド紙はこの記事にすぐ反応して“サルコジはFace bookの数字を歪曲している”:
Facebookは個人ページの友達数を5000に限定しているので(そうなの)、お友達の数があり得ない。「いいね」の数と混同(したふりを)している。
ところでフランスでは「いいね」は「J'aime」のはずなんだけど、「Like」という人が多くて、Liker(ライケ)なんて動詞まで作っている。活用はどうなるのよ?Nous likonsなんてやめてほしい。
話を戻して、「アメリカ在住のフランス人」の数も信じがたい。現在アメリカに住むフランス人数が31万人なので、そのほぼ全員がサルコジのメッセージを読んだなんてありえない・・・
でもFacebookをよく知らない人は信じて「わースゴイ!」と思うよね。

日曜日のFrance2、20時のニュースに呼ばれたサルコジは、30分に渡って“サルコ・ショー”をやって、850万人の視聴者を集めたとか。

ニコラ・サルコジ
photo:AFP

でも翌日のラジオの視聴者参加番組『le téléphone sonne』 では「なに、あのデマゴジー」「サルコジが大統領になって情勢が好転するとは思えない」「ガム噛みながら記者に答えたり、奥さんのCDを議員にばら撒く人はごめんだ」と反感を表す人が多かった。
いいにしろ悪いにしろ、話題になる人なんだ。

一方、記者会見の後のオランドは、同じ視聴者参加番組で、
「ジャーナリストはオランドをバッシングしすぎる」「私の年金は前よりよくなったのに、いいことは取り上げず、悪いことばっかり」「あまりいじめないで」と(特にオバサンの)同情を集めていた。

フランソワ・オランド
photo:buzzerie

私もこのタヌキ顔、好きなんだけどね・・・


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Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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