機内で一番人気の飲み物は?

飛行機で、ベルト着用サインが消えて、おお!飲み物のワゴンがやってきた。ジュース、ビール、ワイン、お茶・・・一番需要のある飲み物はナンでしょう?トマトジュース!

機内で一番人気の飲み物

Air Franceに25年間勤務のスチュワートは、こう分析する。
「飛行機はしょっちゅう乗るものじゃないから、ちょっと変わったものを飲みたい。
オレンジジュースは平凡すぎる、コーラやスプライトは甘ったるい、トマトジュースは他所で飲まないから、飲んでみようか、と」
他のスチュワーデスの説は、
「乗客はお腹を空かせていることが多い。飲み物の中でトマトジュースは濃度があって一番お腹に溜まるから」
この傾向はAir Franceだけでなく、他の航空会社でも同じ、というから不思議。ルフトハンザは1年に1700万本のトマトジュースを消費、ドイツ人大好きのビールを凌いでいる。
「なぜトマトジュース?」はネットのフォーラムでも盛り上がり、
「飛行機が怖い人がいるから、離乳食のテクスチャーに似たトマトジュースは、母性を感じて安心する」考えすぎ。
「血の“転移”であるトマトジュースを飲むことで、墜落の恐怖を追い払うことができる」キリスト教国っぽい発想だ:キリストは処刑される前に、「これは私の血である」と赤ぶどう酒を飲んだ。
「在庫を一掃したいトマトジュース会社と航空会社間の秘密の取り決め」うーん、ありえるかも。

この議論は科学者たちの興味をそそり、「気圧のせい」説が打ち出される。飛んでいないエアバスで、飛行中と同じ気圧を作り、何人かに味見をさせる実験が行われた(もっと大事な実験があるだろうに、こんなことしてていいんだろうか?)
その結果、「ふつうの気圧では、“土臭い”“かび臭い”と感じられがちなトマトジュースが、気圧が低いと“甘くてフルーティな香り”“爽やかな味”に感じられる」
気圧と湿気がかなり下がる飛行中は、風邪を引いたような状態になり、甘味・塩味の知覚が30%減少するとか。一方、苦味・酸味・辛味は殆ど影響されない。多くの機内食は、この“空の上の味覚”に合わせて調理されているという(その結果、不味い)。

別の(物好きな)科学者は、気圧説より雑音説を押し、飛行中のホワイトノイズを流すヘッドホンをつけさせて実験。結果は同じ:ホワイトノイズも甘味・塩味の知覚を弱める。

・・・つまり、飛行機でのトマトジュース人気は科学的にも実証されたというわけ。
そういえば、私も殆ど「トマトジュース」を頼む。他の飲み物は後で喉が渇いて水を飲み、隣の人(たち)を踏み越えて、トイレに行かなければならないから、という理由ですけど。


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コメント
AFも乗りたいです。
長谷川様、はじめまして。
私は、ANAをいつも使いますが、もしAFの便に搭乗するときにはよく覚えておきますね。CDG-RNSをAFのコードシェア便に乗ろうと思っていますが、国内線でもトマトジュースはあるのかな?なんて気になりました。

お礼にひとつ。
デビットボウイの写真を。
「デビットボウイ 阪急電車」で検索してみてください。デビットボウイが、阪急電車の河原町駅でをに当時の阪急の特急電車(6300系)をバックに映る写真が見られます。80年代でしょうか?私は、当時小さかったのですが、この阪急の特急でよく京都にお出かけしたものでした。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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