今朝、11時半、カラシニコフを持った覆面男2人が、風刺週刊誌Charlie Hebdo/シャルリー・エブド本社を襲撃。
編集長、風刺画のイラストレーター、編集者、警官など12人が死亡、重症4人。
私はそこから歩いて5分のオフィスにいて、銃声は聞こえなかったけど、けたたましいサイレンの音。そこのオフィスの男性が、すぐにパソコンを見て「シャルリー・エブドがまたやられた!」
一瞬、みんな凍りついた。

“風刺ユーモア”を売りにするこの週刊誌は、大統領や教皇、サルコジ、ル・ペンなどエライ人たちをおちょくる。2011年にはムハンマドをネタにしたとイスラム原理主義者グループが怒り、本社に放火した。それ以来、何百通と脅迫状が届き、建物は“警察保護”されていた。つまり“標的”になっていたのだ。

犠牲者のひとり、編集長のCharb。

シャルリー・エブド編集長

犯人は、銃撃した2人+運転手。犯行時に「預言者の復讐をした」「オレたちはイエメンのアルカイダだ」と叫んだ、と目撃者。でもちゃんとしたフランス語もしゃべっていたそう。

事件現場

犯行に使った車はポルト・ド・パンタンに乗り捨て、別の車を盗んで逃走した。

すぐに特別捜査本部ができ、地方から500人の保安機動隊員、憲兵がかけつける。
乗り捨てられた車は、遺留品や指紋や匂い(警察犬に嗅がせる)など徹底的に調べられた。遺留品は、銃のホルダー、弾丸ケース・・・そしてまさかの身分証明書!犯人のひとりが忘れていったものだ。3人の身元が割れた。
銃撃した2人は兄弟でSaïd と Chérif. K、34歳、32歳。運転手は住居不定の高校生、18歳。3人ともランス出身だ。

事件から一日中ショックで強張っていたフランス全体がこのニュースで少し緩んだ。
逮捕ではないけど、誰かがわかった。フランスの警察、捨てたもんじゃないし、計画的で冷徹な犯人たちも、どこか抜けていたのだ。
今夜はフランス各地で10万人が集まり、犠牲者たちの慰霊と残忍な殺人に抗議するデモが行われた。
”表現の自由”が標的になっている、ということは人間の自由が、民主主義が脅かされている、ということだ。
土曜日の15時からはパリでデモが予定されている。参加しよう。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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