銃殺にかかわった2人(クアシ/Kouachi兄弟)は、昨日レンヌ近くのガソリンスタンドで目撃された。
グレーのClioに乗り、覆面はせず、後部座先にカラシニコフが見えた、とガソリンスタンド主人。

クアシ兄弟
クアシ/Kouachi兄弟

ほんとにこの2人が主犯なのか?という疑問。計画的に冷静に殺人を犯した人間が、身分証明書を忘れたり、顔や武器をあからさまに見せたりするだろうか?捜査を混乱させる“囮”では?
でも彼らはシャルリー・エブドの住所を間違えて、まず隣の建物に入っているし、肝心なとこでドジなのかもしれない。
どっちにしろこんな残忍な犯行をする人の頭の中はわからない。

1500人(!)の警官、憲兵、機動隊が付近を“しらみつぶし”に捜したのに、ガソリンスタンドの後24時間近く、クアシ兄弟の行方はわからなかった。
今朝、2人が別の車を盗んでパリに向かったのがわかる。途中に検問があるのに気付いて、車を捨て、パリから40km、セーヌ・エ・マルヌ県にある小さな会社に逃げ込んだ。人質を取ったかは不明、建物は包囲され、住民は外に出るなと言われている。その状態がもう数時間・・・

今朝、この会社に用事があった人が、入り口で、銃を持った黒尽くめの男性と顔をつき合わせた。「警官だと思った」。黒尽くめは握手を求め、「民間人は殺さない。行きなさい」
人相によると、彼がクアシ兄弟の1人だったらしい。握手しちゃった人は、後で震え上がったことだろう。

一方、「表現の自由を護ろう」「シャルリー・エブドを助けよう」機運が高まっている。
ロベール・バダンテールがテレビで、
「私たちの義務は、①『シャルリー』を殺さないこと(犯行後、「シャルリーを殺した!」と叫んだ)犯人の思う壺だ。②抗議デモに参加して“自由”を護ろうという意志を見せること」と言っていた。
1981年、死刑廃止法可決させた当時の法相は、尊敬する人。シンプルな言葉で心に響くことをいう。
ことの重大さがわかって涙が出てきたのもこの時。ショックが大きいと涙が出る、ということがわかった。
昨日、ラジオのアナウンサーは何度も声を詰まらせ、現場に駆けつけた救急医は話ができないほど泣いていた。

事件から24時間で「Je suis Charlie/私はシャルリー」のポスターがあちこちに現れた。

シャルリー・エブド

Canal+やリベラシオンの大手メディアがシャルリー・エブドに援助を申し出る。デジタル経済相フルール・ペルランは100万ユーロを提供。
編集長や主要漫画家を失くして途方に暮れていた編集部は、予定通り次号を出すことを発表し、今日からリベラシオンが提供したオフィスで編集作業を始めた。
次号の刷り部数は100万部!通常は6万部でその半分が定期購読者だ。けさ、アーノルド・シュワルツェネッガーが定期購読を決めたそうだ。

抗議デモは土曜から日曜に変更。ヴァルス首相やサルコジ前大統領が「感動した」という水曜日の自発的デモ集会以上に参加者が集まるに違いない。団結するフランス!

レピュブリック広場のデモ

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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