初日、36万5000人という記録的観客数を数えた『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ/50 nuances de Grey』。
観た人の感想は、というと「好き」「まぁまぁ」「嫌い」まで様々なニュアンス。フィガロ誌に載った観客の感想はこんなかんじ:
-腹が立った
「この映画に11ユーロ払ったなんてホントに腹が立つ。俳優はみんな大根、下品なアメリカ映画の極めつけ、ひどい吹き替え(それはフランス側の責任)・・・信憑性のかけらもない。俳優は原作を棒読みしてるみたいで笑いたくなるほど。最初の2巻は読んだけど(やっぱり読んだんじゃない)、3巻目は読みたくなった。もう買っちゃったんだけど(!)」(女性)

「予想通りの駄作。全然好きじゃなかった。原作は読んでいないけど読んでみようと思う、比較のため(やっぱり読むんじゃない!)。意見が変わるかもしれない」(男性)

「原作と映画が恐ろしく違い、映画は惨憺たるもの!強烈な、情熱的な恋物語を期待していたのに、映画のシナリオは手抜きで、重要なシーンがない。原作はよかったからすごいフラストレーション。俳優は下手だし観る価値なし」(女性)

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

-まぁまぁ
「映画のクリスチャン・グレイが原作に忠実でないのが残念。原作ではもっと支配的でミステリアスなのに、映画のグレイはニヤニヤしすぎ。それでも2人の言い合いと、グレイの注文のすべてには応じないアナスタジアの勇気は評価。『この本は夫の暴力を奨励している』という意見を確かめようと、3日間で原作3巻を読み上げたけど、トンデモナイ!」(女性)

-良かった
「昔々あるところに、支配的でセクシーで陰のある王子様と、うぶで美しいお姫様がいました・・・『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』はこういうお話。鞭と手錠をスパイスにした感傷的な恋の物語。だって、ムッシュー・グレイのような男性に支配されたいと思わなかった女性がいる?(いるんじゃない?)素晴らしい時間をありがとう、旅をさせてもらった」(女性)

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ
photo:allocine

「腹が立った」人も、原作と比べてがっかりが多いみたいだ。
私は読んでいないし(最初“グレイ(色)の50のニュアンス”かと思っていた。綴りが違う!)映画はテレビでかかったら観ようかと。
でもこの本は、多くの女性が-大きな声では言えないけど-持っているファンタスムにぴったりハマったんでしょうね。一昔前の、渡辺淳一『失楽園』の大ヒットを思い出した。
日本での評判はどうなんでしょう?


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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