猫のテスト期間その2

リュリュは2日間、ベッドの下から出てこなかった。お腹が空くと出てきて、カリカリとキャッツフードを食べ、サッサと隠れ家に帰っていく。
「つまんない」と息子。「これじゃいつまで経っても、タマとは友達になれないよ。早く2匹を対決させたほうがいい」
「少しは猫の身になってみ。会ったこともない人に、全然知らない場所に連れてこられたらどうする?安心するまで待ったほうがいい」と私。
このように過激派と慎重派が対立する中、リュリュは3日目にベッドの下から這い出してきて、外の世界を探検始めた。

Lulu

先着猫タマは、最初“何事もなかったように”生きようとしていたが、やはり3日目に、現実に直面しようと決めたらしい。リュリュのいる部屋の前をウロウロしたり、屋根づたいにやってきて窓から観察したり始めた。

私がいない間に行われた最初のご対面は、
「リュリュは仲良くなりたいのに、タマが吹いたり唸ったりして、でもリュリュはあまり怖がらない」と娘。
その晩、私はドアを開けっ放しにした。
夜中に目が覚めると、リュリュがいない。階下に探しにいくと、何気ない様子でキッチンから出てくるタマに出会った。
「リュリュ!リュリュ!」と呼んでも反応なし。私が行きかけると、タマがそそくさとキッチンに戻ってくる。怪しい。
はたして隅の椅子の前で、“見張り態勢”になった。ネズミがいるときの姿勢だ。
四つんばいになって覗くと、追い詰められたリュリュが椅子の下に隠れている。リュリュ、出ておいで!
タマが見張り場所から離れた瞬間、リュリュは椅子の下から飛び出し、電光石火、2秒後には階段の上に立っていた。あまりの速さにホログラムかと思ったほど。飽食と運動不足でお腹が床につきそうなタマに追いつけるはずもなかった。

食っちゃ寝の連続だものね・・・
Tama

この時から2匹はかくれんぼの探りあい。片方がいないと探し、出会えば緊張してぎこちない。
「ボーイ・ミーツ・ア・ガールの始まりみたい」と言うと「まさに!」と娘( !?)。
ただし、ボーイ・ミーツ・ア・ボーイなんだわ・・・


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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