やっぱりプロペラ機だった!

パリからクロアチア航空で、ザグレブまで2時間。飛行機はバックパックの若いグループが多い。途中で“食事”が配られる:小さなパンにキュウリと鶏肉の薄切りが挟んである、それだけ。航空券は格安じゃないのに、出てくるものは格安便並みじゃない。せめて“食事”と呼ばないで欲しい。

ザグレブはクロアチアの首都なのに、飛行場は前世紀風レトロな建物。

ザグレブ空港

中に入ると空港職員が「トランジットで他所に行く人!」と叫んでいる。おしゃべりしていると「ちょっとそこの人たち、大事なことなんだからよく聞きなさい!」学校の先生みたいで、「スプリットに行く人!」と言われると、みんあ思わず手を挙げる。はい、先生!
その後、ひとりひとり名前が呼ばれ、搭乗券が配られる。でも発音が滅茶苦茶でよくわからないので、たまりかねたフランス人が「私が読みます!」と引き継いだ。
「ドゥブロヴニクに行く人!」「はい!」、最後にやっと私たちの目的地、ザダルの搭乗券が配られた。
空港内には、コンピュータさえ見当たらず、アナログで人間的。いい感じ。
”学校の先生”はチケットを配り終えると、お役目終わりとどこかに去っていった。

ザダルに行く人は数人しかいない。
「小さい飛行機だろうね」と夫。ゲートを出ると、果たして小さい・・・プロペラ機!が待っていた。機内持ち込みのスーツケースは、上の棚に載せると「落ちるかもしれない」ので、機体の後部にまとめられる。パリの空港で買った晩御飯の入ったスーツケースとしばし別れることに。

プロペラ機に最後に乗ったのはいつだろう?ちょうど座席がプロペラの横、ゆっくり回転し始めて、だんだん線状になるのを眺めた。これが途中で止まったら、怖いだろうな。
飛行機はジェット機よりはるかにすごい音と、お腹まで響く振動とともにヨッコラショと飛び立った。
夜9時すぎのザグレブの町、オレンジの光を散りばめた夜景が広がり、しばし見とれる。

スチュワーデスがワゴンを押してくると、夫は期待に目を輝かせた。“No meal”と書いてあるって言ったでしょ。ワゴンには飲み物だけで、しかもミネラルウォーターのみだった。みんな大人しくお水を飲む。

ザグレブからザダルまで飛行は正味30分。ドン、ドンと車輪が滑走路につくと、機内全体から拍手が起こった。みんな怖かったみたい。
でも逆に、ちゃんと着地しなかったら、どうなってたのよ!

ザダール空港


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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