ブラチ島にたどり着く

トルギルからブラチ島に行くのにGPS(カーナビ、日本ではPND?)に行き先を打ち込むと、「なんだ、1時間半で着くじゃないか」と夫。
スプリットに近づく頃、地図を見ていた私は「・・・でもこの島、どこにも橋がかかってない。フェリーしかないよ」おっとっと急ブレーキ!
ガイドブックを見ると、やっぱり「スプリトからフェリー」と書いてある。
「これだからクロアチアのGPSは当てにならん !」言う通りにしていたら海に飛び込むとこだった・・・

車線を変えてスプリトで降りた。6年前に来たダルマチア最大の都市。37度の炎天下に、前回より遥かに多い車と人がひしめいて、港に続く道は渋滞している。ザダルも前に比べて旅行者が多かった。
理由は簡単。テロが危ないマグレブ(チュニジア)、経済危機のギリシャに行こうとしていた-つまり私たちのような-人たちが、クロアチアに来たってこと。私たちの考えたことはみんなが考えていた、ということだ。がっかり。
やっとフェリー乗り場にたどり着くと、すでに数十台の車が待っている。次の便まで50分。

港には大型ホテルくらいの客船が停泊している。

クロアチア、スプリト

ひとかけらの影もない駐車場でじっと待つ。40度。卵を落としたら目玉焼きになりそうだ。
やっと先頭の車が動き出した。夫はフェリーの中で読む本をトランクに取りに行き、戻ってきたら、
「アレ、キーはどこ?」
「持って出たじゃない・・・・まさか!」
「まさか!」
事実はそのまさかで、本を取ったあと、キーをトランクに残したまま閉めてしまった。
アホとかドジと言っている場合じゃない。隣の列の車が動き出している。50分炎天下で待って乗れないなんて!
「Avisに電話するか?」と夫。スペアキーを持ってここまで来るのにどのくらい時間がかかるだろう?
第一、キーを中に残してオートロックのトランクをバタンと閉めるようなアホが、他にいないはずがない。なんか方法があるはず、と私たちは後ろの座席が外れないか揺さぶってみた。動く!ひとつ目の座席の背が外れ、下方にスーツケースが見えた。2つ目を外すとスーツケースを引っ張り出すことができた。希望の光。でも中は真っ暗で何も見えない。携帯で照らすと彼方にキーらしきものが。何か長いものがあれば取れそうだけど、そんなものあるわけもなく。トランクへの“通路”はスーツケースの厚みで、私なら入れそうだ。這いつくばって手を伸ばすとキーに触った。やったぜ!

何とか列の最後に入れて、無事フェリーに乗れた。
「こんなバカなことをしたのは始めてだ」と夫。当たり前でしょ。
このアクシデントと暑さの後、冷房の効いた船室は天国!50分後にブラチ島/Bracの港が見えてきた。

クロアチア、フェリー


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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