映画ザッピング:8月は駄作の月?

80歳のクロード(ジャン・ロシュフォール)は一見エレガントなおじいさん。でも最近物忘れがひどくなり、身体も弱ってきて、ひとり暮らしが心配だ。仕事が忙しい長女のキャロルは、ヘルパーの女性に毎日行ってもらっているが、それでも一日何回も電話がかかってくる。「Papa」の着信を見るたびゲンナリするキャロル(サンドリーヌ・キベルラン)。

映画『Floride』

時には子供のように無邪気で、時にはほんとに意地悪おじいさん。自分の時計を隠して、ヘルパーに疑いをかけたり、エッチな質問で困らせたり・・・だからヘルパーの女性は決して長続きしない。
これは、クロードが自分の状態に自覚がなく「なぜヘルパーが必要なのかわからん」と思っているから。
さらに心の底では必要なら実の娘に世話をしてほしいと思っているから・・・

映画『Floride』

キャロルは何かあればすぐ飛んで行くのに-恋人が怒るくらい-クロードは「アリスのほうが優しい」と嫌味を言う。
そう、次女のアリス。クロードの夢はフロリダに住む次女アリスを訪ねることだ。タイトル『Floride』の所以。
果たして実現可能な夢なんだろうか?

映画『Floride』

私の義父もヘルパーの女性をクビにするのが得意だった。5分遅れてきても文句を言ったり、ドアをバタン!と閉めるとか、「暖炉の上の置物がなくなった」とか。
彼は、自分の世話は子供がすべきだ、と信じていた。すぐ駆けつけるのはいつも夫(長男)なのに、次男と比べて「ああしてくれた、こうしてくれた」・・・
つまりこの映画は、知られている老人の特徴をジャン・ロシュフォールが次々と描写するだけで、物語も感動もメッセージもない。
終わったときに「それがどーした?」と言いたくなる。名優2人も救えなかった・・・

『Floride』
監督:フィリップ・ル ゲイ
主演:ジャンロシュフォール、サンドリーヌ・キベルラン
1時間50分

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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